もうこの季節。



うちのトレードマーク、アナベル

なんだか雑用に追われてます。
マルチタスクでないシングルタスクの私には頭の中、色々考える事、手順で「今話しかけないで」というくらいパンパンなのですが、多分周りからはゆったりして見えるんだろうな😰

お教室の発表会は講師リーダーでプログラム構成とかの係になりましたが、子供の部を2部に分ける時、人数と学年とレベルがバランス良くなるように、そして担当講師が跨がらないように、等考慮して、「よし!これでどや!」と組んでみても10人も講師がいれば、
「うちの生徒の○○さん○時以降でないと無理で」
「頼んだピアニストがお子さん預けるのに拘束時間長いと云々」
生徒がー、ピアニストがー、1人1つずつ言うだけでも、私、詰む😒💧

私、パズルやクロスワード苦手なんですよー、ルービックキューブ1面しか出来ない人間なんですよ😰💦

まぁ自分の生徒は都合なんとでもなるように自分で伴奏するわ💧


来月、ピアノの友達の発表会でゲストでヴァイオリン弾くんだけど、ピアノの発表会でヴァイオリン弾いて、ヴァイオリンの発表会でピアノ弾くのね、私💧


そして8月の卒業以来初の桐朋の同窓会の幹事の1人にもなってて(名ばかりです💦)


私は全然好きじゃないの、そういう事。同窓会自体もそこまで乗り気じゃない(幹事やりながら言うのもナンですが)


でも、皆向いてると思っていたりするのね。


何か企画する時は手順とか段取りとか、下準備はかなり綿密にする方で、全て想定内に滞りなく出来る方ではある。


でも、面倒臭いし好きじゃない😫


好きと得意(向いてる)は別な事かもしれないね。


子供の頃、私は運動好きだったけど運動神経も身体能力はあまり良くなかった。走るのも遅かった(好きだけど向いてない)。

でも、友達は元々運動神経が良く、足が早くていつもリレーの選手に選ばれてたけど、そんな好きな訳ではなかったようだ(向いてるけど好きではない)。


能力ないと頑張っても元々能力ある人には敵わないけど、楽しい。短距離が無理なら訓練で記録が伸ばせそうな長距離にしたり。


好きとはどういう事か。

ヴァイオリンもだけど、「好きだけど練習しない」とか言う人、よく聞くけれど。

それはね、

「ヴァイオリンの音っていいわね。」「あんな曲が弾けたらいいなぁ」

こう思うのは「好き」とは違うんですよ。


それは単なる憧れ


好き、もしくは言い換えるなら、大切にしてるって事は、どういう事を指すかと言うと、


 普通なら、面倒臭い事、疲れる事、大変だからやりたくない事、をするのが苦にならない事。


だと思います。

例えば、動物好き、って言ってペット飼っていながら餌やらずトイレの世話せず、面倒みないで「好きなんです」なんて言っても誰も認めないですよね。

だから、責任生じる事は「いいな、と思うけど出来ない」とよく考える必要があると思います。


ヴァイオリンは生きていく上では全く必要ない事だし、身体を使い、何か表現する類の事は、自分の意思で能動的になれない人は周りから何とか出来る事ではないので難しい。自分の中の「好き」が自分の身体を突き動かして、大変な練習も頑張れるものだから。誰かから背中押されて、程度でも難しいのに、押されてもやらない人は、それはもはや、好きではないだけ。


勿論、好きではない事は悪くないですしね。


皆、一度よく自分の心に聞いて考えてみるのも良いのでは、と思います。


好きこそものの上手なれ


私の運動のように能力なければ上達や他の人からの評価には繋がらないかもしれないけど、好きな事なら頑張れたり、頑張った分は自分に楽しさが返ってくると思います。


趣味、アマチュアならそれで良いのです。自分の楽しみの為だし。


ヴァイオリンも…私は楽しめる程度に弾けるようになりたかっただけなのでプロ目指した事はないんですが、仕事に出来るレベルより、自分が「楽しい」と思うレベルの方が遥かに高く、未だに「もう少し楽しめるくらい自由に弾けたらいいのに」と、思っています。アマチュア目指してます✨

これは「能力」と「好き」が合致してたんですね。


私を手ほどきから手塩にかけて育てて下さった渡辺先生、渡辺茂夫さんのお父様にはいつも、


「紀子ちゃんには素質があるの。ヴァイオリンの勉強をやらないなんて、天に唾するようなものよ」


と仰有っていたけれど、子供心に、


「上向いて唾吐いたら自分の顔に落ちてくるだけじゃん😒。こんなに大変な事を(筆舌に尽くし難い、渡辺先生のおけいこ笑)やらない事、素質を活かす努力をしないだけで神様に反発してる事になるなんて、素質ある方が大変で損じゃないのか😓」


と密かに心の中で屁理屈こねて思ってました。

毎週、レッスン終わるまで堪えて、先生宅出て近くの公園でゲェゲェ吐いてベンチで横になって休んでから帰るのが当たり前だったので(雨の日は公園で吐いても屋根ある駅まで行かないと横になれないのが辛みでした)


レッスンの日の夜、布団に入った時、


「あぁ、今日もまだ命がある。生きていられる事に感謝しよう」


と思うくらい身体的にキツイおけいこだったんですね😓。先生は優しいですけどね。


まぁ、せっかく好きな事と向いている事が合って、沢山の先生方、そして両親の協力があってお世話になって身につけてきた事だから、還元していきたいと思って仕事、頑張ります。


子供の頃のあのレッスンや生活を考えたら今は怠惰でなんてだらけて怠けているんだろう、と反省します。


好きな事って、能力に関係なく、本来練習する事(学ぶ事)が楽しいはずですから、ヴァイオリンを「憧れ」ではなく「好き」な人がいたら、お手伝いしてあげたいなと思います。



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calcanius_1745★yahoo.co.jp

坂内紀子