自分の生徒は近所で習ってるだけの、やっとサードポジションだの練習しないだのレベルの低い話で💦クラシックの良い曲弾ける選択肢すらない子供ばっかりで情けない限りですが😢、コンクール受ける子すらいないので、ヴァイオリン教えていながら今の時代のスター的お子さん情報にも疎くなったりしてます😓。

ま、元々自分もコンクール育ちしてないタイプなので他人の事気にしてなかったのですが😅。

私の高校大学(桐朋)の同級生で唯一、同級生夫婦がいて娘ちゃんが8歳のヴァイオリニストなのですが、ヴァイオリンを熱心に勉強してる子や保護者の間ではずいぶん前から有名だったみたいで、今や国際的にプロのソリストとして活躍して、もはや職場(オケ)でソリストで登場、みたいな形でフツーに名前を知るような感じになってきました。

吉村妃鞠ちゃん


ベルリンフィル来日ツアーでズービンメータの楽屋にお呼ばれしたそう✨

国内だけでなく39の国際コンクールで全て優勝しています。それだけ受けて全部優勝っていないと思います。
コンクールやコンサートの動画は私も沢山観ましたが、完成しすぎてむしろ伸び代少ないわ!w( ゚Д゚)w!もうコンクール必要ないでしょ!

吉村くん(パパ)が、「このコロナ騒ぎなければ今頃マドリッドで」とか「去年ザルツブルク音楽祭に出た時、ベルリンフィルの大進くんやカッポーネやエヴァ=マリアさんに妃鞠は沢山遊んでもらってベルリンフィル来日ツアーの時メータさん紹介するって言われたのが実現して(📷️1)」とか言ってるのを、

スケールの違うデカイ話してるな、オイ(゚Д゚;)

みたいな感じでみんな聞いてます。

同級生も皆さん日本の音楽界ではかなり活躍してる人ばかりなんですが、何ていうか、時代が変わったんですよね。

例えば私の時代は高校時代、諏訪内晶子さんがスター的存在で、高校に入る時点で、

「あの人が学生コンクール(毎コン)で小学生の部でも一位、中学の部でも一位の諏訪内さんよ✨」

みたいな注目のされ方でした。彼女美人でスタイルも良く目立つ人だし。

で15歳で日本音コン受けられるようになったら音コン→日本のコンクールで優秀な成績なら次は国際コンクールへ❗️

という順序があった時代(笑)。暗黙のルール?

諏訪内さんも高校時代、日本音コン(1位)→日本国際(2位)→エリザベート(2位)→チャイコフスキー(1位史上最年少)と、一段一段登っていく感じがあったし、次こそは世界で1位を!2位じゃダメなんだ!みたいな「勝ちとらねば❗️」みたいのがあった。まだまだグローバルじゃなかったんだねぇ😅。島国にっぽん(笑)!

チャイコで神尾真由子ちゃんが優勝した辺りから変わってた気がする。
「あれ?その前にもう中学生くらいからもうソリストやってたよね?」とか「日本音コンより先に国際通ってるんだ😓?」みたいな逆輸入タイプの子が増えてきた。

今の子は小さい頃から海外もしょっちゅう行ってたり、行かなくてもネットが普及して「海外」が近い。そんな気張らんでよろしい。
そして一次審査も動画だったり。

あと、国際コンクールって昔は15、16歳以上なんだと思ってたけど、多分今は10歳以下の部門、とか◯歳~◯歳部門、とか色々なカテゴリーが出来てるのが理由かと思われます。

昔より低年齢で技術は上がっている。スポーツもね。
だってフィギュアスケートだって、伊藤みどりが女子で初トリプルアクセルをやった!
っていう伊藤みどり世代ですもん私😅。

技術は早熟になってる、みんな。

だけど早く完成する事はさほど重要ではないなと思います。
スポーツにしろ音楽にしろ、そればっかりやってきた人間は親子二人三脚でやってきて親がかりで一般の家庭より親子の繋がりが強いし、社会性に欠けていたりもするし、多感な時期に人との関係やアイデンティティーの喪失やらバランスを崩す事が多々ある。

私には同級生で凄く上手くて天真爛漫で可愛い唯一の親友がいました。
いつも学校で有名な音楽家がマスタークラスやる時も学校から推薦されたりオケのソリストやったりして目立つ存在で、親友を羨ましくも誇らしい気持ちになり、ソリストの道を歩むんだろうな✨と思っていたけど、鬱病からの東京文化でのデビューリサイタルキャンセル、そのまま連絡が途絶えて四半世紀、数年前、人づてに、ずっと薬を飲んで家で寝たり起きたりの生活で、朦朧としてる時もある、というような話を聞きました。
精神の病のまま、普通の生活を送れずに何十年も、もしかしたら一生そのままなのかもしれないと思ったら本当に悲しい気持ちになります😢。
音楽やヴァイオリンなんてなくていいから幸せに生きていてほしい(>_<)

とずっと願っているのですが。

子供のうちに大人の仕事をしたり能力と精神的バランス取れなくなったり、才能に溢れていても、そんな辛い時期を、上手く乗り越えられなかったり持ち直せなくなった人が沢山いるのを昔から知っています。

日本の音楽界の悲劇、「幻の神童、渡辺茂夫」さんが恩師のご子息で身近にいらっしゃいましたから。

でも今の時代はそういうことすら前もって「転ばぬ先の杖」のように「バランスの取れた教育」をして「マルチ」に、要は「潰しの利く人間」に育てているのかな😅。

五嶋みどりさんと五嶋龍くん姉弟の違いを見て思います。
勿論、みどりさんは大変頭の良い方なのです。
頭の良い事と要領の良い事は違います。
要領良い人より要領悪い人は世間で誤解されたり苦労したりが多いのです。不器用なのです。

でも要領悪い人の方が無駄や苦労があっても同じところに辿りついた時には「深み」となって人の心を打つものです。

昔は天才子役などの人も後に波瀾万丈で本当に苦労したり悲劇に見舞われたりするパターンが多かったけど、今は芦田愛菜ちゃんや鈴木福くん寺田心くんを見てると、そのまま難なく育ち、

「出来過ぎてて面白くない。本当は元々中に大人が入ってたんじゃね?」

くらいに思ってしまいます😓。

またマルチに他の事も出来ると、「私にはこれだけだ!」という、強い想いや執着心が弱いように感じます。
勿論、可能性も興味も選択肢もよりどりみどりなのは悪い事ではないですが、私はいつも「聴衆」としての自分の願望をいうなら「胸が熱くなり心を揺さぶられるような」ものを求めてしまうので、器用に達者に技術的に綺麗に楽しく弾ける人に感動する事はないのです。

話は逸れましたが、妃鞠ちゃん、しっかりして頭も良く、バックグラウンドも整っています。

数日前、吉村くんとチャットしてたら、

最近反抗期で困ってる、と。

「もう自分で練習出来るし何でも把握してるし、ママより弾けるんだし(笑)それくらいいいじゃないの。」

と言ったら、

「朝、妃鞠は6時に目覚ましかけて練習するんだけど、最近、練習するのに部屋に入れてくれなくて、練習全然聴かせてくれない(泣)、全部自分でやりたいんだって」

と。

「いいじゃないの、全部自分で出来るんだから(羨)」

「いやいや、自己流クセつくからね。まだまだチャラ弾き」

と。

はぁ~~~~( ´Д`)💨

自分で朝6時に起きて練習始めるんでしょ?
自分で目標持ってて先生方のアドヴァイスも練習の仕方も全部わかって何時間も頑張ってる訳でしょ?チャイコとかパガニーニとかさらってんでしょ?

どこが反抗期なんだよ(=`ェ´=)?!


コロナであちこち公演キャンセル続いてたけど、8月の新日フィルのソリストで、チャイコフスキーのコンチェルトとツィゴイネルワイゼン弾くのは正式に決定だそうです。

8歳でチャイコかぁ、すごいなー(* ゚∀゚)

これからどんな成長をするのか陰ながら楽しみに見守りたいと思います😊




さてさて、私は次元の違う現実の世界の仕事をせねば(笑)

頼むから生徒の子供達、もう少し頑張っておくれ💧

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坂内  紀子

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