在宅下見 | ロードバイクと旅と日常

ロードバイクと旅と日常

2010年、大阪でロードバイク(風神雷神号で)デビュー。2013年に4回の引越を経て、再び関東に拠点を移す。道のあるところなら、どこへでも。

少し昔(スマホが無かった時代)の話をしよう。

サイクリングの下調べは、専ら紙の地形図と道路地図、そして観光を兼ねるような場合には観光案内雑誌を併用していた。

大まかなルート選定は道路地図で行い、峠や山岳道路・林道の情報は自治体などの管理者に電話で確認するなどしていた。


特に山岳や峠の高低差を下見するには、地形図、キルビメーター、方眼紙(細かく書かないならチラシの裏紙でもいい)を使って、地図上の曲線の高低差から直線の表に置き換える作業が必要だった。


幸いなことに、今はスマホ一つで大抵の下調べ・下見ベが済んでしまうので、楽な事この上ない。


今回、西吾野駅から有間ダムまでの間にある天目指峠の下調べをGoogleアースでしてみた。

①全体俯瞰
②峠までの俯瞰
③まずはコース全体のプロフィール。

④細かく調べるために、登り始めの目印を見つけて……
峠の入口に公衆トイレを発見できたので、トイレの名前を探し出して、
そこから峠の反対側の麓にある「名栗の杜」というギャラリー併設の喫茶店(店を紹介するHPを見ると、どちらかと言えば、ギャラリーに喫茶店が併設している雰囲気。アートな感じが僕好み)の間で検索。
葛折り箇所付近の等高線が詰まっているところ(北側の登りで2か所)斜度がキツいので、⑤地形図でクローズアップすると……


峠入口は標高345m。


しばらく緩い坂が続いた後、


🅰️標高400m付近の葛折りで「51mで20m高くなる=斜度39%(❗️あくまで計算上だけど)」の場所と、


🅱️峠手前の標高470m付近の葛折りで「41mで10m高くなる=斜度24%」の場所があることがわかる。

同じようにして下り坂も確認すると、標高420m付近(31mで10m下降=斜度32%)、すぐ近くの標高405m付近(34mで10m下降=斜度29%)の場所がある。

そこを重点的に「現地画像を見てみる」と……
峠の入口
🅰️の葛折り

🅱️の葛折り

天目指峠


下り坂(下から見た時)

同じく下り坂(直登なので、斜度が分かりづらい)
そして、「名栗の杜」

下見だけでもいいような気がして……ない。

しかしながら、「庭の衣替え」という費やす時間がハンパないヤツが控えていて、生き物だから手を抜く訳にはいかない。

ええと、有間渓谷美観光釣り場の冬季休業期間は……1月と2月だけだから、大丈夫。