先日の野良猫対策講演会に講師としてお招きしました
ねこだすけ理事 墨田支部長 すみだ地域ねこの会 庄司直子様より
猫トイレキットを無料でご提供いただきました。

あっという間に無くなる好評っぷり。
早いもの勝ちだったため、行き渡らなかった方々申し訳ありませんでした。
さて、この猫トイレ。
実はとても安価に、とても簡単に製作が可能です。
必要なものは、プランター。

100円ショップに売ってあるプラスチック製のもので大丈夫です。(深めのものをお選び下さい)
もしくは、スーパーなどでタダでもらえる発砲スチロールの箱でもOKです。
要は水に強い箱なら、何でも利用可能です。
次に土。
ホームセンターの園芸コーナーなどに売ってある、100円程度のやっすーい土で大丈夫です。
土なら至る所にあるわいな! とおっしゃる方、その土で結構です。
続きましてはスコップ。
これも100円ショップで売っているスコップで大丈夫。
園芸用でも玩具用でも、すくえりゃいいんです。
占めて税込315円。
最低限、この3つさえ揃えば猫トイレは90%完成したも同然です。
さて、作り方ですが
まずプランターの底に土がこぼれないようにネットを置きます。
大概の100均プランターには付随してますので、それをそのままご利用ください。
そのネットの上に、砂利のような粗めの砂や小石を薄く敷きます。
※水はけをよくするためのものですので、なくても構いません。
発砲スチロールをご利用の場合は、底にキリなどでブスブスと穴を開けてください。
余談ですが、これがまた、いいストレス発散になるんです。
箱の準備が整いましたら、土を入れます。
箱の8分目あたりまで、しっかりと入れてください。
これにて完成です。
便器周りが水浸しの公衆トイレは、緊急事態以外は利用したくないように
猫もトイレが雨にぬれてベチャベチャしているのを嫌うので
軒下や雨の当たりにくいところ
壁に沿った端っこに設置して下さい。
そして一番大事なのが、毎日のお掃除です。
トイレを作って設置するのはとても簡単なのですが
一番大変なのが、毎日のお掃除なんです。
設置だけして、掃除をしないまま、プランターの上に糞の小山が出現したら元も子もありませんので
1日1回ないし2回、糞の除去をしましょう。
除去した糞ゴミは、各自治体の処理方法に合わせてゴミに出してくださいね。
猫はふんわりした土を最良のトイレと思っている節があります。
掃除の際にスコップで掘りますので、自然と常にふんわり土になってくれます。
せっかく設置したのに土がカチカチになってしまい、トイレ以外のふんわり土に粗相される
なーんて事にならないためにも、1日1回のお掃除は必須!でございます。
さて、お次はあればいいもの、便利なもの。
初回限定の猫寄せまたたびと、防臭効果の期待できるEM菌と、それを希釈して使うスプレーボトル。
またたびは初めてトイレを設置した時に
猫に興味を持ってもらうために、土の上にふりかけます。
ホームセンターのペットコーナーなどで300円程度で売ってあります。
防臭効果が期待できるEM菌も、ホームセンターの園芸コーナーに置いてあります。
EM菌というのは微生物なので、人間にも植物にも、もちろん猫にも害はありません。
善玉菌みたいなモンだと思っていただければ良いかと思います。
こちらのお値段は1,000円ぐらいです。
希釈して使用しますので、かなり長持ちします。
土に染みついた臭いを緩和するために、掃除のあと土の表面が湿る程度にスプレーしてください。
土の交換サイクルも長くしてくれるので、オススメでございます。
さて、如何でしょうか?
トイレを設置すれば百発百中、トイレだけでしてくれるわけではありません。
しかし、アチコチに散乱する糞が100あったとして
トイレを設置する事により、100を下回ることは確実です。
糞害にお困りの皆様、ご一考してみてはいかがでしょうか。
そして声を大にして言いたいのですが、放し飼いをしている猫飼いの皆さん
あなたのカワイイ猫ちゃんは、他所のお庭や畑に糞という名の迷惑を置いています。
飼い主の責任として、あなたの家の庭に猫トイレを設置してください。
設置して掃除して、あなたの猫ちゃんがご近所に迷惑の置き土産をしないで済むようにして下さい。
最後に、講習会でも相次いだ同じ質問
こんなに小さいスペースじゃ、猫もトイレできないんじゃ?
それが大丈夫なんですよね。
関心してしまうほど、大丈夫なんですよ。