そう。あの雑誌を買いに行った。あの定番のやつ。その前に私は式はしなくていいと思ってて、あの1日のために、たったあの瞬間のために、数百マン。無駄でしかないと思ってた。ウェディングドレスにも昔から憧れてなかったし。プリンセス物のお話嫌いだし。王子様待つとかキャラじゃないし。えっ!待てないし、幸せは自ら掴みに行くし、私。
花嫁が主役の日、私が主役。こんな恥ずかしいことはない。そう思ってた。

でも彼はやるべきだと譲らなかった。自分のためにではなく、やっぱり自分に関わる周りの人たちのために式を挙げようと。