夢の扇風機 | デカパン白書 ~パート2~

デカパン白書 ~パート2~

ロクデナシのデカパンが、毎日起こる赤裸々な体験を告白!!

最近ようやく涼しくなってきて、とても過ごしやすくなってきた。

しかしながら僕みたいなブーデーには9月なんかまだまだ夏真っ盛りなのだ!

10歩くらい歩いただけで、未だに滝のような汗が噴出して、膝も痛くなり、腹が減ってめまいがしてしまう。

ウォーキングは体にいいなんてよく聞くが、この3つがほぼ同時に襲ってくるのだから、ブーデーにとってはウォーキングなんか体にちっとも良くないのだ!

やはりブーデーには、エアコンの効いた冷凍庫みたいな部屋で扇風機をガンガンに回して、食べ物やら飲み物やらリモコンやらと、全て腰を上げないで手の届くトコに置いて、コックピットみたいな状態でテレビを見るのが一番健康的なのである。

そういえば、扇風機にはだいたい『小』『中』『強』とボタンがあるが、僕には何のために『小』と『中』があるのかわからない。

いったい誰が押すんだ!

僕なんかほとんど『強』しか押した事がない。

そんな基本的に熱いブーデーのためにも、『強』から始まる扇風機を作ってほしいものだ。

『強』『激強』『最強』なんてあれば間違いなく僕は買うだろう。

前日にコジマ電気にブルーシート敷いて並んでしまいそうだ!

『激強』のボタンを押すと唇がめくり上がり歯茎が丸見えになるくらいの強さで、『最強』のボタンを押すと瓦も吹き飛ぶくらいの扇風機が欲しいものだ!

だけど、今僕が住んでるこのボロアパートで使ったら部屋の壁という壁が全て吹き飛び、隣のおじさんのカツラまで吹き飛ばしてしまう恐れがあるので安易にボタンは押すことはできない。

しかも、もしこのアパートにブーデーがあと3人くらい住んでて、そのブーデーが全員この扇風機を買ってボタンを押したら………。

考えただけで恐ろしい。

ちょっとした災害になってしまう。

僕の住んでるアパートがミステリーサークルみたいになってしまう。

やはり今の扇風機でガマンして、冬が来るのを首を長くして待とう。実際首は短いけど。



デカパン大辞典

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