先日、大切にしていたお気に入りのガラスペンを破損してしまった。ほんの僅かではあったが、肝心かなめのペン先を折ってしまったのだ。
試しにその状態で書いてみたが、ガリガリしてまったく役に立たない。その手に伝わる感触が更にショックを増幅させた。
(本当に気に入ってたのに…
)
昆虫を得意として制作している硝子作家・つのだゆきさんのガラスペンは、唯一無二のデザインゆえ、代わりになるものは皆無である。
一時は買い替えも考えたが、ボディは何の損傷もないのだ。このペン先だけでも何とかならないか…。
購入時の保証書には、購入後1年以内なら送料のみで修理をするとの記述。購入から3年も経っているので修理代はかかるにしても、まず、修理していただけるかどうか、問い合わせのメールをしてみた。
┣¨キ(,,•д•,,)┣¨キ
破損したペン先のクローズアップ写真を添付して、修理できるか、できた場合の見積もりなども問い合わせてみた。
翌日、さっそく返信が届いた。
最初の一文から感動した。
「まずは、お怪我などはございませんでしょうか」
破損部分はとても鋭利になってると注意を促してくださったのだ。
修理の話より先に、私のことを気遣ってくださるなんて。その一文だけで、この方の人柄が伝わってきた。
実際の状態を確認してからの判断とのことで、どのような流れになるかの手順を簡潔に、わかりやすく教えてくださった。
好みの線の太さや、修理前の書き味のわかるような写真があれば参考になるとのことだったので、備え付けの箱に入れたガラスペンを、手元にあった試し書きを添えて郵送させていただいた。
程なくして、修理終了の知らせが届いた。
またそこでも感激した。
線の太さはこれでいいかと、送った見本と重ね合わせた写真を添えて、確認をとってくれたのだ!
パーフェクトぉぉぉ〜〜😭😭😭
更には、ペン先のみの修理で対応できたからと、修理代なしの送料のみの負担でよいと(‼️)。
そして、発送方法も支払い方法も、まったく依頼者の希望に合わせるという、どこからどこまでも腰の低いお方で…(泣)
ゆうパックで送っていただくようお願いすると、一週間も待たずに我が家に届いた📦
「逆さま厳禁」「下積み厳禁」「こわれもの」のシールが貼られた段ボール箱を開けると、軽くクシャッとさせた茶紙に囲まれ、厳重にプチプチに包まれたガラスペンの箱が現れた。
見本の試し書きも、送った時のクリアファイルに入れたまま返ってきた。可愛らしい文字が踊る手書きのお手紙を添えて…。
さっそくインクをつけて試し書きをしてみた。
感動するほど、書き心地も線の太さも、元の姿そのまま甦っていた。
どれくらい違いがあるのか、他の手持ち3本と書き比べてもみた。
ペンの滑り具合が抜群に優れている。インクの吸い上げも申し分ない。ガラスペンらしいカリカリ感がありつつも、紙の上を滑らかに走る。手に持った感じも、ちょうど丸い玉部分にスポッと中指がおさまり、とても楽に握れる。
やはりYUKIさんのガラスペンは最高だ。
そして、また箱に入れて片付ける時、ふと気がついたことがあった。
この箱、新しいものに替えてある!!
YUKIさんとのメールのやり取りは13回に及んだ。やり取りの一つひとつに誠意があり、「大切な作品」を送り出した人の愛情が伝わってきた。
でも、箱まで新しくしてくださっていたなんて…。
うっかりしたら気づかなかったことかもしれない。けれど、何も言わずにそっと替えてくださっていたことに、胸が熱くなった。
大切なものを、大切に扱ってくださったこと。
大事なガラスペンが甦ったことはとても嬉しい。
そして、こんな素敵な硝子作家さんに出会えたことが、とてもとても嬉しい。
この先もずっと、大切に使わせていただこう。
このガラスペンの詳細はこちらです
ぜひ、ご覧ください![]()
キモ素敵な硝子のinsectsたち![]()




