バロンは2007年の暮れ、九州から飛行機に乗せられてやってきました。

血統書付きの犬なんて飼ったこともなく、ましてはドーベルマン。

ペットショップなんかにいるわけはない・・・

購入方法を知らなかった私は、当時フランクを通して知り合った犬友さんに聞いてみました。

その方はアフガンハウンドを飼っており、「聞いてみるよ」とアフガンを購入したところに聞いてくれました。

「今、ドーベルいるって。どうする?」という返事。

そして、私の元に来たのがバロンでした。


その翌年2008年の夏、あることがきっかけでバロンがいたところの状況を知ることになり・・・

愕然としました。

ミイラ化・白骨化した犬の死体が多数。

焼却された後もあったそうです。

いわゆる・・・ ブリーダー崩壊と言うやつです。

『フランクはぽっちゃりしているのに、なんでバロンはアバラが見えるほど痩せているんだろう?』

『なんでこんなにガッついてご飯を食べるんだろう?』

そう思っていたのですが、「そーだったのか・・・ バロンはそんな地獄みたいなところにいて、全て見てきていたのか」と全て納得出来ました。

今ではたぶんバロンは幸せだと思います。
(バロンがそう言ったわけではないんですけどね~)

私に用事があって弟にバロンを預ける時、「置いていかないで!!!」と後追いしてきたり、迎えに行った時の熱烈な歓迎ぶりなんかを見ていると、『バロンは私の傍にいることを望んでいる』と思うのです。

  

バロンは暖かい部屋で食餌をし、暖かい部屋で眠れて、家族に撫でられ、人間の暖かい手のぬくもりを感じる生活をしていますが、世の中にはそんな生活を待っている犬達がいます。


北陸わんの里親探し

どうぞ1度のぞいて見てください。

宜しくお願いいたします。