じゅんころのポエム
《漆黒の闇の静寂を乱す者》
漆黒の闇に包まれた世界
夜は中世では悪魔が作った時間であった
太陽を封じ込め、果てしなく広がる闇は
恐怖と絶望の象徴であった
が、闇はまた人々の活動を停止し
眠りという安息に導く
明日への活力のために
生命の源として
人は眠りにつき
か弱き動物は
食や水を求めて闊歩する
その安息のひとときを
乱す者がいる
それは突然で
それは唐突で
延々と闇に響く
ささやかな安息は
苦悩と苦痛の夜になる
逃れたい
でも、逃れられない
イビキよ
イビキよ
今夜こそ、寝かせてくれ(笑)