「ナハッ」

 

「ナハッ、ナハッ」

 

せんだみつおさんのギャグではない。

 

これは、小学生だった頃の私の笑い方である。

 

モノマネをしていたわけではない。

 

ある日、叔母に指摘されて初めて気づいた。

 

女の子の笑い方としては、決して歓迎されない。

 

「やめなさい」

 

母にも注意されたが、それでも直すことが出来なかった。

 

いつの間にか、しっかり身についたクセだったから。

 

そんな❝ナハ笑い❞の師匠?!である、せんだみつおさんと十数年後にお会いすることになるとは想像もしていなかった。

 

東京で役者を目指していた頃、あるドラマの現場でお会いしたことがある。

 

撮影の合間、「今度、飲みに行こうよ」と、気さくに私たち若手に話しかけてくださり、場を和ませてくださった事を久しぶりに思い出した。

 

 

アラフィフ、今日もそろりと生きてます。