なぜ、こんなにも電話を掛けるまでに時間を要するのだろう。
職業訓練校の説明会の予約をするだけじゃないか。
一日考えて、次の日も朝からずっと電話で話す台詞を考えて、ようやく電話した。
電話を切ったあと、手が震えていることに気がついた。
他の人にとっては電話を掛けることなんて、どうってことないのだ、きっと。
けれど、私には勇気が必要なこと。
電話をすることは、小さな一歩。
将来に向けて踏み出した、大きな一歩。
アラフィフ、今日もそろりと生きてます。