離職理由が1つだけの人は、自己都合退職者の中にどれくらいいるのだろうか。
他人様の離職理由に思いを巡らせた時、ふと気になったのだ。
私の、ハローワークの窓口等で離職理由を聞かれた際の回答は
「業務過多により継続不可能と自身が判断した」
としている。
もちろん、一言一句、事実だ。
けれど、この理由は離職に至るきっかけに過ぎない。
私の離職に至るまでの流れは、こうだ。
少数精鋭を謳う会社に入社
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時短契約社員と組む
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大半の業務を一人で担当=離職を考えるきっかけ
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毎月短いスパンで〆日がやって来る
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業務過多であることを上司へ訴えるも改善の気配なし
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〆日に間に合わせるため休憩を取らず業務に没頭する日が続いていく(自己犠牲)
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心身の不調を感じるようになる
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業務の効率化を図り、上司・先輩・後輩とは事務的なやり取りのみすることにした
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徐々に孤立…仕事に集中するあまり、話し
かけづらい雰囲気を醸し出し
いつもイライラしているイヤ
な奴になっていった。
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上司、先輩、後輩から非難される。
加害者(私)VS被害者(上司・先輩・後輩)、非の割合は私10:彼ら0の構図が出来上がる。
✔彼らへの外部からのクレーム(罵詈雑言)に対応しつつ自身の業務もしていたのに。
✔本人が「した」というクレーム対応が実際は嘘で更に問題が大きくなった時、その窓口になったのは、この私ですが。
✔彼らへのクレームの無い日なんてありましたっけ?無いですよ。クレーム1日最低1件というノルマでもあったのですか?
✔なぜ私だけが非難されるのか?
✔好き好んで現在に至るわけじゃない!
✔契約時間内に収まる仕事量ではない!
✔業務過多を訴えても改善するフリだけだったじゃないか!
✔残業するなと口うるさく言うのに残業せずして〆日に間に合わせろ?
✔山積みの目の前の仕事に超集中する以外に何が出来た?
言いたいことは沢山あったが、ある考えが浮かび、と同時に覚悟を決めたため、一通り話を聞き終わり、深呼吸した後ゆっくりと顔を上げ、上司に一言だけ返した。
「…では、どうすれば良かったのですか?」
上司は何も答えなかった。
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怒りと諦めの境地にあった私の頭に浮かんだある考えとは❝今日で終わりにすること❞だった。
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同日夜に退職代行業者へ依頼、翌日以降、二度と出勤することはなかった。
私のこの行いに賛否両論あることは、既に知っているし分かってもいる。
アラフィフ、今日もそろりと生きてます。