母が乗っている自転車は、漕いでも漕いでもその労力の割に先へ進まない。
下り坂でさえ、ブレーキをかけているわけでもないのにスピードが出ず、何をそんなに慎重になることがあるのだろうかと思うほど、そろーりそろーりと下って行く。
年季の入った、母の自転車。
そろそろ買い替えたら?と帰省の度に話してみるのだが、購入した店で修理してもらい乗り続けることに、こだわりがあるようだ。
そんな、一見すると物を大事にする母なのだが…
健康器具に限っては、購入後ほどなくして姿を消していくのだ。
アラフィフ、今日もそろりと生きてます。