2020年夏に初めて訪れた、御代田町。
雄大な浅間山の姿に魅了された私は、翌年の冬に再訪したのだった。
前回より少し足を延ばし、まず訪れたのは軽井沢。
目的はジビエ料理を頂くこと。
軽井沢駅から徒歩5分の場所に『べジビエ』はある。
夕食を摂るには早い時間だったが、冷え切った体を温めるため店に入る。
注文した料理は、鹿肉と猪肉の合挽きハンバーグと自家製リモンチェッロのソーダ割り。
使われている香辛料は、ジビエ独特の匂いを消さない程度に(※)利いている。
※私には程よく感じた獣の匂いだったが、苦手な人もいるだろう。「獣を食している」と実感する料理だったので。
食事を終える頃には店内が予約客で混んで来た。
会計を済ませ、店を出る。
頬に触れる風が、痛いほど冷たい。
けれど、ほろ酔いの私には心地良い。
チェックインしたホテルのフロントで、町の条例で20時にはコンビニも閉まると聞いていたため、食後のデザートを買いに急ぐ。
ホテルに戻り、暖炉のある共用スペースでソファに深く腰掛け、パチパチとはぜる薪の音を聞きながら買って来たばかりのデザートを頂く。
23時を少し過ぎたころ、部屋に戻る。
こんなに深く眠ったのはいつぶりだろう…
それほど、ぐっすりと眠れた。
翌朝、ホテルを後にした私は御代田へ向かった。
駅に着くと、前回と同じ、別荘族御用達と言われ観光地にもなっているスーパーツルヤへ向けて歩き出す。
前方には浅間山がそびえている。
自宅で観るライブ映像ではイメージ画像↑↑のように噴煙を上げていることが多いのだが、訪れた時にその姿を見たことはない。
何故、こんなにも浅間山に惹かれるのだろうか。
今回もまた、後ろ髪を引かれる思いで帰路についたのだった。
アラフィフ、今日もそろりと生きてます。