2020年、夏。
仕事に追われ続ける日々、そして酷暑続きの日々に我慢の限界を覚え、中軽井沢より先に向かった町は、御代田。
通称、西軽井沢とも呼ばれる町である。
子供の頃に大ファンだった安全地帯の玉置浩二さんが一時暮らしていたとされる町(※真偽のほどは定かではない)に隣接する町が、御代田である。
逃避行の一番の目的は、玉置さんも行かれたことのあるスーパーツルヤ軽井沢店でしこたま買い物をすることだったが、浅間山も見ておきたかったのだ。
御代田町にもスーパーツルヤはあり、こちらは御代田駅から徒歩で行ける距離にある。時間にして15分程だろうか。(軽井沢店も中軽井沢駅から徒歩15分とされているが、私は30分以上掛かった)
途中、Breakfast&Cafe:CABOT COVE(キャボットコーヴ)に立ち寄り、昼食を摂る。
改めてスーパーツルヤへ向かう。
更に先には浅間山がそびえている。
その雄大な姿に心を打たれ、また怖さも感じて鳥肌が立ったことを、今でもはっきりと覚えている。
道中、時折ゴゴゴォと音が聞こえる。
空が鳴っている(雷)のか、地が鳴っている(地震)のか、それとも山が鳴っている(火山活動)のか。
稲光は見えない、地面が揺れている様子もない。
ならば、普段の様子を知らないが、山が鳴っているのかも知れない。
「活火山を身近に感じながら暮らす人達が居る」
ふと、そんなことを考え、平穏な日常が続くことを願った。
あれから2年余り。
浅間山のライブ映像を見ることが、癒しのひとつになっている。
アラフィフ、今日もそろりと生きてます。