まず、お伝えしたいことがある。

 

どの製造工場も、そこで働く人たちは凄すぎる!ということ。…語彙力が乏しくて申し訳ない。

 

人生48年。

 

様々な職業に就いてきた。

 

その中の一つ、製造工場のライン作業について話をしたいと思う。

 

決してゆっくりではないスピードのベルトコンベアーで運ばれてくる物を、手際よく選別したり、詰めたり、避けたりしていくのだが、それらの作業に補充作業が加わることもある。

 

補充する間もベルトコンベアーは動かしたままだ。

 

そして、一区切りつくまで続くのだが、その一区切りまでが長いのだ。


同じ作業の繰り返しだから簡単で楽なんじゃないの?と思われる方が居るかも知れないが、とんでもない!

 

同じことを繰り返すって、そりゃもう大変なのだ。

 

ある工場でゆで卵の選別をしていた時なんて、だんだん卵が大福に見えてくるのだから!

 

どこかの神経が限界を超えていたのかも知れない。

 

また、ある工場では夜勤に就いたのだけれど、ただでさえ瞬きをする間もないほど続々と流れてくる総菜用パックに、決められた量の総菜を瞬時に詰め続けることに加え、一晩中起きているのだ。

 

勤務明けに鏡を覗いてビックリした。

 

人の目はこんなに真っ赤になるんだ!ってくらい充血していたのだ。

 

周りにいる人たちの目を見ると、みんな白目の部分がある。

 

こてんぱんにやられたのは、どうやら私だけらしい。

 

私に、ライン作業は務まらない。

 

製造工場のライン作業は、尊敬と感謝の思いを抱いた経験の一つだ。

 

自分と違う誰かがいてくれる。

 

だから、社会が機能するのだ。

 

 

アラフィフ、今日もそろりと生きてます。