初恋は、幼稚園の頃。

 

今でも時々思い出す。

 

ある日、近所に住む幼馴染のKちゃんと庭で砂遊びをしていた。

 

そこにやって来た母に、私が必死に話している。

 

「ぜったい、かとうちゃ のおよめさんになるんだもん!!」

 

その時、母が私にどんな言葉を返したのかは思い出せないが、私を見つめる母の表情は覚えている。

 

困ったような笑い顔だった。

 

あの時、何をあそこまで必死になる必要があったのか全く思い出せないが、幼児なりの本気の恋だったのだろう。

 

あれから四十数年…これも、いつか忘れる思い出なのかな。

 

 

アラフィフ、今日もそろりと生きてます。