40歳を過ぎると、それまで経験したことのない痛みを感じるようになると、聞いたことがある。

精神的な痛みではなく、肉体的な痛みなのだそう。

 

私の場合、確かにその通りだった。

 

「こんなところ痛くなったことない」という場所が痛むのだ。しかも時に「ここ」とはっきりしない場所が、そこはかとなく痛むところが悩ましい。

 

つい、先日の事。

 

その日は、やけに早く目が覚めたのだが、はたと気づいた。

 

「全身が凄く痛い」

 

酷い筋肉痛に頭痛、腹痛、節々の痛みもある。ぎこちなく動く腕を何とか額へ持って行き、触れてみる。熱はない、ないどころか冷たい。

 

ベッドから起き上がることが出来ず、まんじりともせず天井を見つめていた。

 

しばらくして、痛くないところはあるのかと気になった。

どうやら手のひらと足の裏に痛みはないようだ。

 

2日目の午後にはヨタヨタと歩けるまでに回復、3日目には少しの時間、外出できるまでになった。

 

現在は、あれは一体何だったんだろうと思うほど元気だ。

 

 

アラフィフ、今日もそろりと生きてます。