このブログは、2018年7月20日に掲載したものです。

再度、皆さんに読んで頂きたいと思い、

再掲載しました。

なお、文中の写真は、再掲載にあたり載せたものです。

文章に関しては、当時の原文のままです。

 

 

 

市外に住んでおられるSさんが、

車で1時間半かけて

のっぽるに来てくれたのは4月上旬の事でした。

豊川在住のAさんから紹介してもらったとのことでした。

 

小学校5年生のお子さんが

4年生の時から不登校だったとのこと。

「『母親として、何かやることを見つけたい』と

 いう思いで来ました」

遠くからお出かけくださった

Sさんの強い思いを、私は感じました。

Sさんには、「対話記録」を提案し、

以後、毎週、Sさんが書かれた

お子さんとの「対話記録」を基に、相談を行いました。

 

渋滞に巻き込まれたり

大雨の中を運転して来てくださったり

大変だったと思います。

 

 

Sさんのお子さんへの言葉がけが、

徐々に援助的な言葉がけに変わって行きました。

この間、Sさんがお話さしされたことの中で、

とても印象的なものがありました。

「私、すぐ、余分なことを言ってしまうんです。

 だから、余分なことを言い出しそうになると、

 自分の首を絞めるような感覚で、言うのを我慢するんです」

 

そんな思いが伝わったのでしょう。

お子さんは、

去年参加できなかった運動会も参加し、

2泊3日のキャンプにも、

クラスのみんなと参加することが出来たとのことです。

また、お子さん自身も

進んで、週の3日間は、夕刻学校に行き、

残りの2日間は午前中に登校しているということです。

 

7月の第1週に持ってこられた「対話記録」を見て安心しました。

余分な言葉は言わず、お子さんの思いに沿った言葉がけが

温かく綴られていました。

こうしたSさんの姿勢は崩れないだろうと判断し、

相談を終了しました。

Sさん、お疲れさまでした。

 

 

それに、Aさん、Sさんに出会わせて頂き感謝しています。

ありがとうございました。