海賊戦隊ゴーカイジャー 第11話 「真剣大騒動」 | 感想記(アメブロ版)

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馬鹿殿下の指揮の元で実行されるグダグダな侵略計画を毎回阻止し、順風満帆なゴーカイジャー。
一方、連戦連敗で侵略が一向に進まないザンギャック側は、殿下の怒りもMAXとなり、いよいよやばげな感じ。
これでザンギャック側の司令官がキレ者だったら、連戦連勝のスキをついた作戦を実行できそうなものだけれど、肝心の司令があの殿下だからなあ。
そう言えば当初は「おバカ」程度で済んでいた殿下のおつむも、ダマラスの独断専行の後はどんどん幼児退行化が進み、先週はとうとう「私を誰の息子だと思っている!」発言まで出る始末だし。
これは視聴者に対する好感度低下の印象操作か?
まあ、彼のストーリー上の役割はおそらく「ゴーカイジャーに対するハンデ」だと思われるので、ここらあたりで「好感度低下→順当に退場」の方角もいいでしょうね。
……などという少々大人的な見方(苦笑)は置いておくものとして、、

さて今回はいよいよ、ジョーの剣の師匠に関わるエピソードです。
バリゾーグの中の人が登場ってのが非常に喜ばしい。
そして、このエピソードは「大いなる力」とどのように関わってくるのか。

1クール目の節目、第11話「真剣大騒動」。
豪快に行ってみましょうか!


名前からして強そうだぞ、デラツエイガー!
いきなりこっぴどくやられて、おかんむりの殿下。
その元に皇帝陛下直属の親衛隊長デラツエイガー参上。
肩書からして強そうだし、何より名前が「とても」強そうです。
(「でら」は名古屋弁で「とても」という意味)
ついでに態度も
「ダマラス、貴様がついていながら、いまだに地球『ごとき』を侵略できんとは情けないぞ」
と偉そうです。
前のセリフ。逆に言えば殿下には地球「ごとき」の侵略しか任せられていないわけなのだけれど、助力を得て気が大きくなった殿下には都合のいいところしか耳に入らない。
「デラツエイガーがいれば何も恐れるものはない」と出撃準備の号令を発します。
「一気に地球を征服して、父上に見せつけてやる」
もしも~し? その父上からデラツエイガーという援軍を得ているのを忘れていませんか~?
という大きい視聴者さんたちの心の声が殿下の耳に届くはずもない。
皇帝陛下からのただの援軍を、自分の実力と錯覚しているわけですから。
しまいには「そうだ、オレも行くぞ」と言いだす始末。
ダマラスやインサーンが胸の中で盛大にため息をついているのが目に見えるようですよ。

サムラ~イを探せ!
「見えたナリ、見えたナ~リ、サムラ~イに注意するナリ」というナビゲートに従って、サムラ~イを探し始めるゴーカイジャーの面々。
「着物を着て刀を持っている人」というコトだけど、これは以前の「黒い服を着た人間」とは真逆な意味で発見不可能な話。
そもそも街中で刀を持っている時点で普通に警察に捕まりますから。
そのさなか、剣道部員の練習風景を見たジョーは、ザンギャックにいた頃に剣を教えてくれたシド先輩のことを思い出す。
そこに先のシンケンレッド(姫)の志葉薫登場。
シンケンジャーのレンジャーキーを返せということでジョーと立会いをすることになるが、そこにザンギャックが襲来する。

やっぱり強いぞ、デラツエイガー!!
よせばいいのに地上に降り立った殿下。
同じ地上に降り立つにしても「黒王号から降り立ったラオウ」などと比べれば、何から何まで雲泥の差。(涙)
そして取り巻きに囲まれた状態での演説。
「聞け、地球人ども。
このオレこそが、宇宙帝国ザンギャックの総司令官ワルズ・ギル様だ。
このオレが降り立ったからには、もはやこの星の征服も時間の問題。
命の惜しいヤツはオレの足元にひざまずけ!」

問答無用でマーベラスに撃たれました。(苦笑)
おまけにいつもは発言が少ないジョーにまで「皇帝の『馬鹿』息子」と言われるし。
今週、殿下の株は急落してないか?
もしかして、ゴーミンからも馬鹿にされているんじゃないのか?
しかし殿下はともかく、
デラツエイガーは本当に強かった!
いつものゴーカイチェンジだったら、無条件で攻撃を受けるのがお約束だった。
しかしデラツエイガーはジュウレンジャーでの攻撃は余裕でさばき、スーパーダイナマイトも真正面から跳ね返してしまう。
ここで作戦変更。
ジョーは直接殿下の首を狙うが……

マーベラス負傷!
「ボスには指一本触れさせナイ」とジョーの攻撃を阻止したのはバリゾーグ。
そしてX字の必殺剣を受けてしまう。
これは剣の師匠シド先輩の剣技!
しかし、バリゾーグにはシド先輩の記憶はない。
その傍らで得意げに剣の技が使えそうだったのでシド・バミックを改造してやったのだと言い放つワルズ・ギル。
茫然自失のジョーに襲いかかるバリゾーグの必殺の一撃。
それをかばう、マーベラス。
深い傷を負いながらもマーベラスは銃で反撃。
ワルズ・ギルを負傷させ、敵を撤退に追い込んだ。

なんとか敵を追い払ったものの……
マーベラスは負傷。
ジョーも「一人でけじめをつけたいことがある」と姿を消した。
果たしてジョーはどこへ?
ということで次週に続く


今回レジェンド関係のゲストで、シンケンジャー(姫)が登場したわけだけど、殺陣の見せ場が多い上に、治療をするために平然とゴーカイガレオンに居座ってしまうなど、今までで一番存在感があるキャラになってしまいました。
シンケンジャーはたまたま観ていなかったんだけど、放映当時の終盤あたりの神懸った展開はよく知るところ。
となれば、今回のテーマは「絆」か?
そう言えば、今までのゴーカイジャーでは個々のキャラのエピソードがあるものの、キャラ同士のつながりをメインとしたエピソードはなかったような気がします。
もしそうならば、シンケンレッドではなく傍観者の位置にある姫を持ってきたのは正解かもしれないですね。





……しかし、ここ数週間レンタルでシンケンジャーのDVDを借りたいのだけれど、いつも借りられていて観ることができないのが残念です。