はろーはろー。


五月病には絶対かかることのない俺がやってきましたよ。


3時間ぐらい運転がノンストップになりそうなので、昨日の心に残ったお話を。




仲良くしている仕事の担当先のご家族と、その親戚の3家庭ぐらいで焼肉に行きまして。


リアルに俺が一番若くて(小学生除く)。


みなさんから「若くていいわね~」と連発されて、最近なにかと歳を食ったなあ~と思うことが多かったので、なかなかいい気分でしたが(笑)。



それを聞いてた最年長の90歳近くのばあちゃんが、「いい人もいるんでしょうねえ~」と地雷を。


俺「い~えいえ」


おばあちゃん「ほんっと、いいわねえ~(←だからいないんだってば…(-_-#))。私にも昔、いい人はいたんだけどねえ……」


…と言って、別に誰も聞いてはいないですがおばあちゃんは話始めました。




おばあちゃんがその男性とお付き合いをしていた当時、時代は戦争に突入。


例外なく、おばあちゃんとお付き合いしていたその男性も兵隊としていかなければならず、二人は離ればなれになってしまったそうです。


それでもしばらくは、元気でいることを知らせる手紙が何度か来たとのこと。



それもいつからかぱったりと来なくなり……



それから先のその人の消息はわからないとのことです。




…今でも。




「きっと、戦争で死んだんだろうね…」というおばあちゃんは、今ある幸せを決して後悔しているわけではないですが、もう一つの、戦争というものに奪われてしまった幸せを想像していたんだろうと思います。



「それでばあちゃん、諦めて襟裳に嫁に来たんだもんね!」と、ばあちゃんの義娘さんは言ってましたが(笑)



愛する人が生きているのかどうかもわからないというもどかしさは、きっと想像できないぐらい苦しいんだろうなあと思いながら、俺はカルビを頬張ってました。



おばあちゃんのその苦しみを救ったものは、その次の男性の方なんでしょうかね?


俺は、実家のばあちゃんが亡くなってからは戦争の話に触れる機会もなかった分、非常に貴重なお話を聞くことができました。


間違ってもおばあちゃんの気持ちはわからないけれど、自分に重ね合わせたら、まだまだ自分に出来ることはいっぱいあると思いました。



その後、その義娘に言われたのは、「誰かに取られてから後悔しても遅いんだよ」ってことでした。



伝える相手がこうして生きている以上、今の俺の現状だとおばあちゃんに怒られるんだろうな、きっと。




伝えたいことは伝えなきゃ。






外は夏がもう近いんだよって匂いがしました。


そーだ、明日夜遊ぶ友達と花火しよ~。