多くの命を救う優秀な外科医のプラカーンは、ある日、勤務先の病院で黒いスーツ姿のトゥアビーと出会う。不思議なことに彼の姿は他の人間には見えないらしく、プラカーンは事態が飲み込めずに最初は呆然とするが、何度か遭遇するうちに彼の正体が死神で、亡くなった人の魂を迎えに来ていることに気付く。しかし、なぜ自分にだけ見えるのかは謎のまま、幾度となく病院で鉢合わせするのだった。

トゥアビーは死神で、仕事をしていない時はプラカーン以外の人にも見える上にスーツ姿とは対照的なアロハシャツ姿で普通に生活をしている。なぜかプラカーンに強く執着していて、彼の家の隣に住み始め、どんどん彼の生活に食い込んでいく。この行動には理由があり、彼とプラカーンにはある縁があったのだ。トゥアビーの思い出のなかには小さなプラカーンがおり、思いが強すぎるゆえに彼の前に現れてしまったのだ。

一方、彼が死神であることに気付いたプラカーンは、立場的にも彼の存在を歓迎できずにいたが、妙に人懐こいトゥアビーを受け入れていく。そして、彼にあることを気付かされたプラカーンは、自分の間違いを認めて、トゥアビーに償いを申し出るなど、少しずつ変化していくのだった。当初は死神というダークな存在ゆえにトゥアビーを警戒していたが、時間を重ねるうちに大切な存在へと変化していく。

しかし、距離が近くなって本心が言えるようになると、今度は気持ちをぶつけすぎて相手を傷つけてしまったり、トゥアビーはプラカーンが大切な存在だからこそ、死神の自分がそばにいてはいけないのではないかとい思ってしまったり、好きゆえに一緒にいられない状況が生まれたりもする。まるでプラカーンの好きな「甘さ半分のミルクティ」のように、恋愛の甘さと現実の厳しさが50:50で描かれているドラマ そして、不滅の死神との恋物語ということで、最終話ではこれまでのタイBLにはない少々衝撃のシーンも描かれる

医療ドラマにしてはリアルさに欠け問題ありあり(まっBLだからね)
1番え~って思ったのは2人の関係が心臓移植のドナーとその相手だったこと
提供を受けたプラカーンの胸に傷は全くないし 免疫抑制剤らしき薬も飲んでない
30歳そこそこで外科部長争いなんて・・・・経験不足もはなはだしいが

このストーリーが良いとしたら 悪役がいない 毒がまったくないことか?

全12話 Ep9くらいまでは死の理不尽さみたいのが描かれる&周囲のほほえまし恋愛(時に誤解やこじれもあるが)
「死」とは金持ち 貧乏人 地位に関係なく平等にいつか訪れる
そこには 非常に理不尽としか言えないことも多い

プラカーンとアサヤー(トゥアビー)・・アサヤーとはタイ語で約束って意味がある
2人はアサヤーが脳腫瘍で入院していた時の友達だった まだ絶対に会うと約束していた
偶然にもドナーとなったアサヤーは「医者になりたい」と言っていたプラカーンの成長を見守りたいために「死神」になる
別れた時よりずっと大きくなって 医者として頑張るプラカーンいつしか心奪われてしまう死神君
先輩(指導役?の死神パイセンが2人にいいアドバイスをくれる)
死神界にも労働契約や 有給休暇制度もあって「今日は有給申請が通らなくて 待機なので家から出られない」死神君がデートに誘ってくれたプラカーンに謝ったりする
プラカーンは自分の心臓は病院長だった父が他人から奪い取ったものだと信じてて 父との関係がこじれたまま 父は他界 母の死期も死神君が教えてくれなかったと怒ったりする

死神界にも掟があってそれは 死期を教えてはいけない 遺言(最後の思い)を伝えてはいけないなど

死神君は掟をやぶってプラカーンの父から聞いた心臓移植の真相を話してしまう(彼がお迎えにいった)
プラカーンの父は「心臓が息子に回ってきたのは偶然だったが それを喜んでしまった 医者として恥と思って真相を明らかにすることはしなかった」

死神君はこれで謹慎になってしまう 冥界の1日は人間界では7日
7か月後に人間界に戻った死神君は 改めてプラカーンに聞く「僕は歳を取りません 歳をとらない
僕をあなたは誰にも紹介できないし 普通の生活はできません あなたには普通に幸せになって欲しい」
プラカーン「君のいない 人生なんか・・・もう普通の生活なんて興味がない ずっとそばに」
BLはハッピーエンドが基本・・・・
そのあとはほぼ死神君は仕事着(他人には見えないがお互いがいつもそばにいる・・・死神君が仕事の時以外は)

ビーチチェアでいつも手をつないでくつろぐ2人
いつしか年月がすぎ 握った手がプラカーンだけ年老いてく ある日 死神君に届いたカードにはプラカーンの名前が プラカーンが「また会えるよね」死神君「きっと会えると思います」

また年月が過ぎ 死神パイセンと仕事に行く死神君の足元にボールが転がってくる
「すみません」という声に振り向くとそこにはプラカーンの子供のころと瓜二つの子供が・・・
ボールを受け取った子供は死神君に微笑み続ける

えっ?これでハッピーエンドなのか?と思うけど
タイの仏教思想は「転生」=チベット仏教に似てる
タイのひとは生まれ変わりを信じて知る人が多いそうだから これでいいらしい

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