入院手続き完了☆病室にて待機。。 | 地球を旅するダンサー⭐︎ノール

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制限なく自由にいきれてる?

病室に到着!

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そして、
8センチくらいになるまで待つそうだ。

いやーーーー。。。無理無理無理。。
全然無理。

待てませんよ。

だんだんと痛みの激しさは増し、
更にはいきみたくなるのだ。

だけど、いきんだら駄目だ。と、
いきみたいのに、いきんだら駄目なのが1番つらい。と。。。
日本の先輩ママが言っていたのを思い出した。

そうだ。
コレがいきみ逃し!!ってヤツだ。。

うわーーーー、、ツライ。マジで辛いばいこりゃ。
踏ん張りたい位出かかってる感じがするのに
まだなのだ。

たったさっきセンチ。
アレ程痛くてセンチ。

だけど、私もこの上無い痛みなので、
『マリアさん、、、もう出そう!!!』

と言うと、
じゃ、先生呼びに行って来ますね。

と。

そして、先生がくる迄、
耳もとで、
旧約聖書の私の大好きな章の話をしてくれた。

聞いてますよ。なんてフリが出来なかったのだけど、
とっても嬉しかった。

そして、手を握ってくれたりしたけど、
遠慮なく本気で握り潰してしまった。

遠慮なんて本気で出来ないのだ。


いや、これでもしてる。

私、結婚して無くて良かった。
家族が居なくて良かった。

もし、これが旦那だったりしたら、

『なんで私がこげな痛い思いばせんといかんとやって。
 テメーーーのせいやろうが!!
 貴様のきん●ひねり上げるぞ!!ゴルァーーーー!!!』

とか、言ってしまう可能性あるので、本当に良かった。
ここがブラジルで、言葉が通じなくて良かった。

これでも、とっても猫を被ってる。
この期に及んで、何のプラス思考だか解らないけど、
本当に良かったと思った。

そして、
何にも食べてないし、飲んで無いし、
力が100パーセント出なさそう。なので、
日本では、陣痛促進するから飲めと言われる
栄養ドリンク、飲もうじゃないか。。

要するにここ、ブラジルにあるのはレッドブルー。
なのでソレを出して!!
とマリアさんに頼んで、
口を開けて待っていたら、
何と、水がちょろっと
申し訳無さそうに入って来た。。

マリアさん??

ソレじゃなーーーーーい!!!


もう、この期に及んでがっかりさせないで。お願いします。

そんで、
もう一回口開けて待ってたら、
又同じく、水がちょろちょろっと入って来た。

マリアさん、、ギャグですか??
だったら
今、真剣に要らないです。と思ったけど、

どうやら、
分娩台で吐くかもしれないから、、と
心配してくれてたみたいだけど、

もう、とにかくジュースが飲みたいのだ!!と
声をはって懇願したら、やっと出してくれたので、
今度は、無い力を振り絞って自分で手に取った。

だって、また水がチョロチョロって入って来たらイヤじゃんね。

このジュースを飲んで、
陣痛が増すのは
メチャメチャ怖いのだけど、
時間が長く続くのも怖い。

一か八かで飲んでみる。
効いたか効かないか良く解らないけど、

痛みの感覚は時間が増す事に早くなっている。
もう完全に痛くて耐えられなくて
気を失いそうだ。
痛みの感覚は5分以内にはなっている。

陣痛とは、
この世の終わりの様な痛みが波の様に押し寄せて、
しばらく痛いけど、
波の様に去っていくのだ。

そして、
その間隔のたった5分には完全に意識が無くなる程熟睡してしまっている。

そして痛みが来る頃には
寝起きでマックスを振り切った痛みなので、
完全に気が狂う。

あまりにも大声でハリ叫ぶので
口に布を巻いたものを噛まされる。

随分楽になった。

日本から持って来た
おでこを冷やすのも活躍した。
(非常に気が紛れる。)

テニスボールは無理だった。
(おしりに置いて座ると痛みが和らぐらしい。)
起き上がって座る余裕も無い。

ホッカイロは気持だけ活躍した。
(張るだけホッカイロにしておけば良かった。)

一瞬でも気が紛れたのなら、
大活躍だ。と言える程一瞬が辛い。

そして、お医者さんが来て、
また指をザックリ突っ込んで、
まだ6、7センチ。あと少しね。と言った。

だけど、マリアさんは
私に
『7センチですよ。もうすぐですからね。』
と、違う通訳をして来た。

ポルトガル語初心者にも解る嘘だけど、
私はマリアさんを信じようと思った。

あーーー、、、
こういう性格だから、騙されるのだ。 
嘘を目の前にして信じる事が出来るのだから。。。

たくさん騙されて散々な人生だったけど今はそのお蔭で幸せだ。
とっても。。。

ていうか、もう、、、
無理です!!
赤ちゃんの頭は股からはみ出てる様な気がする位、
出て来るぞ!!という勢い!!

無理無理無理!!

本当に出そう!!

もう、いきみたい!!

と思い、
マリアさんに雄叫びの様に催促すると、

今、分娩室の準備をしているから待ってと。。

という訳で、
意識が失われつつも、
分娩室へ寝台で連れて行かれる。。

もう、ちょっとも自力で動ける力が残って居ない。
いきみを逃すのに必死こいている。

そして、分娩室へ。。。


つづく。。。。