今年度大学受験を控える多くの生徒やその保護者からは「この時期ってどう勉強すれば(させれば)いいかわからない」「長文がよめない」「問題が全く正解できない」といった悲痛な声が止まない。
それ以上に、英語を教える立場の僕の周りの仲間にも、「どう指導したらよいか困惑する」という悩みを持つ者が多いのも気にかかる。
そんな方に必ず言うのは、『よき被試験者(受験者)になることは、良き出題者(試験者)になること』ということ。
残念ながら、伸びない生徒の多くは、適当に数をこなし、間違えた問題でさえも、解答を見て「ふ~ん」程度の理解しかしない。「時間との勝負」という愚かなモットーに取り付かれ、一つの問題を深く考えようとしない。
「出題する側になってごらん、なんでわざわざこの部分に下線を引いて設問にしたのか考えてごらん。」
この問いかけで「はっ☆」ってなる生徒は多くはない。
しかし、この問を考えるだけで、受験のプロに一層近づける。
入学試験において、複数の解答が存在することは、決してあってはならないタブー。もちろん、エッセイ(自由英作文)や論述問題などはあるものの、それはほんの一部に過ぎない。複数の解答は、採点者に負荷がかかるだけじゃない。採点後、「こういう考え方をすれば、この選択肢もマルになるよね」という声があがってしまうのが出題する側が最も恐れる事態。要するに、『明らかな解答の根拠』が存在するが故に設問で聞かれているわけさ。
日々の演習において、マル付けした後に、正解した設問を見直す生徒はまずいない。でも、僕が「あってるよ、ちなみになんでその選択肢選んだ?」と聞けばピタッと手が止まる。
「なんとなく」
「勘」
という返答が多いが、結局伸びない生徒たちはこういうやり方で乗り切ってきたから。間違えた問題も「なぜ間違えたのか」という分析を怠り、根拠なしに「偶然」正解を当てるという、危険なゲームをしているだけ。
合理的な『解答の根拠』をもって、問と素直に向き合ってみよう。
「ははん、お前はここの根拠を見つけてほしいが故に、こんな問題作りやがったな. . バレバレだぜ」って、出題者からのクイズを暴こう。
つねに合理的に、理論的に、文章中のだけのことから客観的に。
相手としっかり向き合おう。志望大学と素直に向き合おう。しっかり向き合うからこそ、見えてくることもある。
勉強に限ったことじゃない。人間関係もそう。スポーツもそう。恋愛だって。
「試験時間」にとらわれるのは無理ないさ。でも夏までは、一つの問題を大切に、じっくり考えてあげるといい。
その分、きっと出題者は夢に向かった一歩を提供してくれるはずだ。
それ以上に、英語を教える立場の僕の周りの仲間にも、「どう指導したらよいか困惑する」という悩みを持つ者が多いのも気にかかる。
そんな方に必ず言うのは、『よき被試験者(受験者)になることは、良き出題者(試験者)になること』ということ。
残念ながら、伸びない生徒の多くは、適当に数をこなし、間違えた問題でさえも、解答を見て「ふ~ん」程度の理解しかしない。「時間との勝負」という愚かなモットーに取り付かれ、一つの問題を深く考えようとしない。
「出題する側になってごらん、なんでわざわざこの部分に下線を引いて設問にしたのか考えてごらん。」
この問いかけで「はっ☆」ってなる生徒は多くはない。
しかし、この問を考えるだけで、受験のプロに一層近づける。
入学試験において、複数の解答が存在することは、決してあってはならないタブー。もちろん、エッセイ(自由英作文)や論述問題などはあるものの、それはほんの一部に過ぎない。複数の解答は、採点者に負荷がかかるだけじゃない。採点後、「こういう考え方をすれば、この選択肢もマルになるよね」という声があがってしまうのが出題する側が最も恐れる事態。要するに、『明らかな解答の根拠』が存在するが故に設問で聞かれているわけさ。
日々の演習において、マル付けした後に、正解した設問を見直す生徒はまずいない。でも、僕が「あってるよ、ちなみになんでその選択肢選んだ?」と聞けばピタッと手が止まる。
「なんとなく」
「勘」
という返答が多いが、結局伸びない生徒たちはこういうやり方で乗り切ってきたから。間違えた問題も「なぜ間違えたのか」という分析を怠り、根拠なしに「偶然」正解を当てるという、危険なゲームをしているだけ。
合理的な『解答の根拠』をもって、問と素直に向き合ってみよう。
「ははん、お前はここの根拠を見つけてほしいが故に、こんな問題作りやがったな. . バレバレだぜ」って、出題者からのクイズを暴こう。
つねに合理的に、理論的に、文章中のだけのことから客観的に。
相手としっかり向き合おう。志望大学と素直に向き合おう。しっかり向き合うからこそ、見えてくることもある。
勉強に限ったことじゃない。人間関係もそう。スポーツもそう。恋愛だって。
「試験時間」にとらわれるのは無理ないさ。でも夏までは、一つの問題を大切に、じっくり考えてあげるといい。
その分、きっと出題者は夢に向かった一歩を提供してくれるはずだ。