それでも…

進学のため実家を出たときは

親元を離れるさびしさを感じた

それと同時に…

どこかホッとした感覚もあった

そんなふうに思う私は
薄情なのではないかと
感じながら…

その後…

親元を離れ長い年月が経っても

実家へ行くと…

母の何気ない言葉に
心の中で苛立ったり

バカみたいに傷ついたりする
私が…相変わらず…まだいた

母の一言一言に反応してしまい

気がつくと
ぐったり疲れてしまう

そう…長い間

外側の出来事に

過剰に反応してまう

私だった