私を選んで出会ってくれた
小さな命…
その瞬間の感動は
月日が過ぎた今でも
色あせることなく鮮明に
記憶の中の宝物…

自身が存在する証明…
いや別個のかけがえのない魂…

神様からの過ぎた贈り物…
無償の愛おしさがこみ上げる…

赤や青や黄色の思い出の数々
真っ白なキャンバスに描いていった
互いに成長した日常…

天使のごとく与えてくれた
無数の楽しみ…
瞳に写るえも言われぬ喜び…
赤の空間に溢れていた柔らかな時間…
それらの記憶を振り返り目を細める…
同時に…
遠い記憶であっても
昨日のことのような
その軌跡を改めて見つめるとき…
言いようもない
自責の念に胸ぐらをつかまれる…

傍若無人…身勝手…わがまま…
どんな言葉を並べ立てても
足りないくらいの己の言動に
言い訳が見つからない…

心の中で「ごめんなさい」と…
その魂を抱きしめながら反復する
たくさんの夜…

それでも…
愛して止まない眩しいあなた達には
人生と向き合い力強く優しく…
自分を生きて欲しいと心から願う…

いつの日か
永遠の別れが訪れるとき…
たくさんの喜びをありがとう…
穏やかな日々をありがとう…
出会ってくれてありがとう…
そして
心からの「ごめんなさい」を…

ありったけの力で伝えたい…