三浦




三崎口駅の駅員さんに地図を渡し

「どのバスに乗ればいいですか?」と尋ねる。


「あんまりないんですよね・・・そっち方面は。」

「あ・・ありました!ありました!あと5分できますよ。2番乗り場です。」


目的地まで 私を運ぶバスは 1時間に1本。


偶然にも 出かける前の電話や 訪問客に手間取り

30分ほど遅れたのが 幸運といえる。




突然 三浦に行きたくなった。

電車と バスに揺られて 約2時間。


三浦は 私自身にゆかりはない。


徳島で漁師だった祖父(母の父)が 

マグロ漁船に乗るために

母が2歳までここにいたのを知ったのも 

つい最近だ。


私は 海より山のほうが好きだし

母が幼いころ経験した津波の話や 

海の事故で その祖父を 失ったと聞いてから

海=怖いもの・・・と思えて仕方がない。




三浦


2時間かけて 訪問した その土地は

母の育った徳島に似ている。


穏やかな波がそっと 打ち寄せる入り江。

のどかな風景。

温かい笑顔の人たち。

小さな漁船・・・。


昨日まで知らなかったこの土地。

なぜ 私は ここに 今いるのか・・・?

不思議な感覚だ。



すぐ傍に 小さな神社がある。

ひっそりと静まり返った神域。


お参りを済ませて

「帰りのバスの時間まで海を見よう。」


ふと そんなことを想っていると

ゆっくりと ゆっくりと 私に向かって

参道をあるいてくる 猫に出会う。


「Miura」と 咄嗟に名付けた その猫は

初めての私に 警戒もせず 

「みゃ~」と一言。


私の足元で 何度も回り

ぴたりと身体を合せてくる。


犬派の私は 少し戸惑う・・・。



「私 海をみたいんですけど^^」というと

不思議と すくっと立ちあがり 

海まで先導してくれた。



三浦


こちらが 今回の旅の案内人。

神社の境内からずっと一緒の「Miura」


「本当の名前は何だろう?

相変わらず 私の傍から 離れず

一緒に海を眺めてる。

不思議なご縁だね・・・。」


私の独り言にも 見向きもしない。



三浦



波打ち際の天然石。

何度となく 波に打たれながらの

浄化=タラソテラピー。


お母さん・・・ 

あなたが 幼すぎて 覚えていないと いっていた 

私の祖父と過ごした地に

今 独り 来ています。






こんばんはNOOMです。


明日からかなり寒くなるといいます。

17日は とても 暖かく

お天気も良くて 近場の一人旅には 最高でした。


電車終点&バス終点の2時間は

のんびりしすぎて 

つい うとうと・・・


ゆったりとした 海を眺めながらの午後は 

私に 心の穏やかさを

プレゼントしてくれました。






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