こんにちは、ムスコに付き添っていつも学校に行っているらむ子です。

登校拒否のお子さんをお持ちの方、またそのお子さんが分離不安を抱える場合は、

学校の中にまで付き添いをして、教室内あるいは別室で待つ、

そんなことを経験している保護者さんは、一定数存在していると思います。

私も自分がこのような状況になって初めて、

「世の中にこんな種類のストレスがあるんだ！」と知りました。

子供は可愛い、そして分離不安を抱えて毎日苦しんでいる息子はとても不憫、

守りたい、どうにか力になりたい、その思いは勿論あります。

でも、母子付き添い登校をしてお子さんと共に過ごすお母さんたちの中には、

自分が自分では無くなる感覚とか、

独立した一人の人間として存在意義が揺らいだりとか、

そういう思いを抱いて少なからず苦しんでいる方が他にもいると思うんです。

私は、同じような思いをしているお母さんたちを探そうとして、

Google先生に聞いてみました。でも、この手の話は、あまりに少なくて。

分離不安の子の絶対数が少ないのでしょうか、

それとも負担が多いからみんなやらないのでしょうか。

子供を産むときに、ある程度の覚悟はありました。

子供が病気を持っていたら、障害を持っていたら、どういう風に育てるべきか。

でも、一見なんの変哲もなかった我が子が、実はHSC気質で、登校拒否になるとは、

さらに、母子登校が必要になるとは全く予想していませんでした。

幼稚園を卒業したら自然に小学校に行くようになり、

その時は勿論、通学班の中に入り、子供たちだけで行って帰ってくる、

そんな毎日以外は想像がつかなかったのです。

母子付き添い登校が存在することすら知りませんでした。

私が小学生の頃は、周囲にこのケースのお友達がいなかったのです。

では、母子付き添い登校及び、不登校の何がそんなに辛いんでしょうか？？

私のケースですけど、リストアップしてみました。

①学校ではムスコから片時も目を離せない

とは言えムスコにとっては大いなる守護神、おっきな御守りです。

困ったときには真っ先に頼れるし、寂しくなったら抱きしめて気持ちを慰められる、

家に置いてきちゃったらパニックでその場に居られなくなっちゃうのです。

これタオルかぬいぐるみかなんかで代用できませんかね？と聞きたくなるが、

いやいや、ムスコには必要なんだ私が！と自分を奮い立たせる。

勿論、トイレに行くことも水分補給に立つことも全て許可が要ります。

（許可なく※あっても※席を立ち上がると「勝手に帰られる！」とムスコが不安になるから）

先生も近くにいます。荷物のことやなんやら、ちょいちょいフォローしなきゃいけない。

これが地味に緊張感があって疲れてしまう…

②自分の仕事は出来ません

最初は「仕方ないな…少しだけ見ていてやろう」という気持ちでそばに座って居ても、

帰ってもいいよと言われる時間がどんどん減るにつれて、先の見えない不安と焦りが出てきます。

最大下校時刻まで一緒か…

ということは今日は仕事が出来ないな…

…まあ、今から仕事しても何も出来ないか！（笑

とか。

仕事だけじゃなくて、家事でもそうだと思います。

今、何にも家のこと出来てないなぁって。

ムスコが学校に出発した後に家事を片付けてから、

お茶を飲んでホッと大人だけの１人の時間を楽しむ。

このようなことは夢幻となりました。まあ、まあ、今だけのことなんだから、

って、言いますけど、長丁場になるとこれ本当キツいですからね？

平日は朝起きてから夜寝るまでムスコの挙動に合わせて動いています。

③隙があると子供たちが集まってきます

その上、周囲のクラスメイトが続々近寄ってきて、

「＊＊君のお母さん？」

「なんでいるの？」

「なんで＊＊くんは学校に遅れてくるの？」

「昨日はなんで休んだの？」

と、矢継ぎ早に大胆な質問を投げかけてくるのです。

１つ１つに丁寧に答えるのも疲れてきて、

「さあ〜（苦笑）」「なんでだろうね？（苦笑）」

と微笑むのが精一杯に。なぜなら、

これ全部私が聞きたい質問ばっかりだから。

そうなんです。私が聞きたいし、なんなら本人だってわかっていないのです。

なんで休むしかなくなっちゃうのか。なんでこんなに不安なのか。

これにも辛い気持ちになってしまいました…。

④朝、そもそも行くのか分からない

そもそも今日行くのか行けないのかもそのときにならないとわかりません。

朝起きた時はだめでも、しばらくして「行く」と言い出したり、

行くつもりで準備してても出発間際にランドセルを持たないと主張されたり。

これが本当ストレス。行く？行かない？と聞くのが毎日のスリル。

毎日行く、または毎日行かないというルーティンの中に人は居たいのよ。

⑤先生からの連絡を近所の子が

毎日ポストに届けてくれるのが申し訳ない

同じクラスの子が近所に住んでいるのですが、毎日先生からの連絡の手紙をポストに入れてくれます。

これが申し訳ない！！めんどくさいだろうなあ！！

毎日のことなので、きっと負担です…

私も偶然を装ってちょうど帰ってくるときに声をかけて受け取ってみたりして。

さらに時々、忘れられちゃってて、

夕方くらいにこちらからその子のママさんにLINEして様子聞いたりとか、

時々お裾分け持って行ったりして。とにかく気を遣う。

毎日毎日、本当にごめんなさい。

先生にも負担だろうし、私にも負担だし、ムスコ自身も辛いだろうし、

現状では幸せにたどり着いていないのですが、、、

でも、中には母子付き添い登校をして充実した学校生活を送っている親子もいると思うし、

学校に行ったことでわかった良い点もあるのです。

関東平野の夕景。。。

次回は良い点をリストアップしてみようと思いますよ。

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