「光の中で〜発達障害とか脳腫瘍とか死別とか」

「光の中で〜発達障害とか脳腫瘍とか死別とか」

息子が小学校低学年で不安障害を発症。不登校になり、自閉症スペクトラムと診断される。その後、娘も成人してから発達障害と診断される。夫はアスペルガー。私は繊細なうっかりさん。その上、夫が脳腫瘍に。2025年、夫は力いっぱい生きて、旅立っていきました。

私は夫が亡くなってから、



人に会うこと、

人と話すことで、



自分の考え方がいい方に変わってきたり、

納得いかなかったことが

納得できたりしながら、



なんとか立ち直ってこれたように思います。

何回も言うけどほんまに人に恵まれてた。



家族や友人が私を生かしてくれた。

いや、大袈裟じゃなくて泣き笑い



家族や友人が助けてくれなかったら

私はもうとっくに倒れてたと思うわ。



私を救ってくれた他人の言葉が

いくつもあるんだけど、

そのうちのひとつが実家の母が

言ってくれたこの言葉。



あなただって大事な夫を亡くしたばかりやったんやで!」



お骨騒動のあと、義姉のことが許せなくて怒ってしまったことを私はすごい後悔してた。冷静でいられなかった自分を責めてた。



その頃に実家の母と電話してて言われた言葉なんだけど。



↓お骨騒動についてはこちら↓



お骨は、うちと義実家で分骨して、四十九日法要ではまだ納骨しないと話し合いで決まっていたのに、



四十九日前に急に命令するように、「分骨はなし、四十九日で納骨するから必ずお骨を持って帰ってくるように」と義母から電話で言われたとき、実母もその場にいたんだよね。



その時の義母の言い方がほんとひどかったから、実母が「あなたは夫にも義両親にも本当に尽くしてきたのにあんな命令するように無理やりお骨を取り上げるなんて!」と怒ってくれてて。



私はそれでも義母を憎む気持ちにはなれなくて、「でも義母は大事な息子を亡くしたばかりで…。憔悴しきってると思うから…。だからやっぱりその後、義姉が絡んでることを知って冷静でいられなくなった私が悪かった…」って言ったら、



実母が、

あなたがそうやって人の気持ちを考えて、擁護したり許そうとしたりするところ、お母さんは大好きやで。



だけど、自分のことは?



あなただって大事な夫を亡くしたばかりやったんやで!



あなただって憔悴しきってるところに、義実家から理不尽な形でお骨を取り上げられたんやで!!



怒るの当たり前やん!!」



ハッとしたわ泣き笑い



そっかー。私も大事な夫を亡くしたばかりで普通の状態じゃなかったのに、そのこと忘れてて、




「義母は大事な息子を亡くしたばかりやからしょうがない。許そう」と思って、



大事な夫を亡くしたばかりの自分が冷静でいられなかったことを許さないのは…、



うん、おかしいよねぇ…笑笑



そのとき、

「自分のことも許そう!!」


っていうスイッチがパーンと入った。



そもそも不誠実なことをしてきたのは義実家のほうなのに、なんで私が自分のことを責めなあかんねん!!って思えるようになった泣き笑い



まぁそれでももっと淡々とうまくやればよかったとはちょびっとは後悔してるけど笑



自分を長々と責めるのはほんとに良くないね。



反省はしても、でもその時の自分の精一杯だったと思って、次に活かすくらいの気持ちでおらなあかん。



「未熟だったけど、それでも精一杯頑張ってたなぁ、私…」と今は思えるおねがい