【森に眠る魚/角田光代】
東京のある町で出会った5人の母親のお話で、
実際に起こった『お受験殺人事件』をモデルに書かれたお話だそうです。
育児を通して心を許し合いますが、
少〜しずつ言動や考え方に違和感を感じ始め、
些細な言動にイラ立ち、憎しみ、責め、疎ましく思い、
そんなふうに思う自分自身を恥じたり、嫌気がさしたり。
仲の良かった関係性がだんだんと、そして確実に崩れて行く・・・
登場人物が多く、
(主に5人の母親なのですが、その旦那サマ、1人目の子供、2人目の子供、などなど)
名前を把握するのにひと苦労
という難点はありましたが、
ママ友付き合いを経験しているのんのんは、
彼女たちの気持ちに共感する部分はたくさんありました。
ママ友付き合いに限らず、ちょっとしたことや誤解やタイミングのズレで、
何となく距離を置いたり、ぎくしゃくしたりすることってあると思うのです。
決して気持ちの良いお話ではありませんでしたが、
心に響く作品でした
【おススメ度】★★★★★
幸せな1日に感謝します
まわりの人々・環境に感謝します
いつもありがとう
のんのん