私は昨年、開業届を提出し個人事業主となりました。

サラリーマンではないので、確定申告(青色申告)を自分でしないといけません。

確定申告の書類を準備をするためには、記帳する必要がありますが、始めてのことで不安がいっぱいです。

先ずは、税務署から案内が来ていた記帳説明会に参加しました。

参加した時のアンケートで指導方法をえらべるので、税理士さんによる無料指導を選びました。

(本当はパソコン指導が希望だったんですが、Windowsしか対応していないのだそう)

無事に確定申告まで終えましたので、税務署の記帳指導とはどんなものか、その都度書いていた体験談をまとめました。


■税務署の無料記帳指導とは?

記帳指導とは、帳簿のつけ方から確定申告の手続きまでを、税理士さんが無料でアドバイスしてくれるサービスです。
 

1時間半程の無料指導を2か月に1回の割合で全4回、税理士さんから直指導を受けることができます。


記帳指導を受けて感じたメリットは、


宝石赤お金がかからない。(自宅まで税理士さんが来てくれるので交通費もなし)
宝石赤自分に合った記帳の方法を指導してくれる。
宝石赤無理のないスケジュール(私の場合、7月、9月、11月、1月の4回)で受けられる。

宝石赤こちらの希望日に受けることができる。

 

これはもう、利用しない手はありません。


では、どのようにしたらお得な無料記帳指導が受けられるのでしょうか?



■記帳説明会


全4回の記帳指導の前に記帳説明会というものが行われます。


税務署から案内の手紙が来るので、決められた日に指定された会場で他の人たちと一緒に講義を受けます。

 

宝石赤所得税のしくみ
宝石赤記帳の仕方
宝石赤青色申告、青色申告特別控除制度
宝石赤複式簿記


などについて、配布資料に沿って、ざっくりと説明があります。


が、素人にはチンプンカンプンでした。



■記帳指導


記帳説明会の際に税理士さんによる記帳指導を選ぶと、直接指導を受けることができます。


後日、税務署より担当税理士さんの情報が書かれた書類が送付されてきます。


その後、担当税理士さんから日程調整の連絡が来るので、第1回目の記帳指導の日程を決めました。

 


〈1回目〉

1回目は、現状把握みたいな感じの内容でした。


税理士さんから色々お話を伺い、手作業よりも会計ソフトを使った方が楽だとの結論に達したので、次回までに会計ソフトを準備し入力をしておくことになりました。


Windowsなら青色申告会の無料ソフトが使えたようなんですが、私が使っているのはMacなので弥生会計のHPよりやよいの青色申告オンラインに申し込みました。


このソフトはクラウド型で、ソフトをパソコンにインストールするものではなく、サービス提供会社のサイトへアクセスしてログインした後に使います。


なぜクラウド申告ソフトを選んだかというと、弥生会計は使っている人が多く安心感があること(以前の職場でも導入されていました)と、クラウド型は常に最新の仕様で使えて便利だと思ったからです。



〈2回目〉

記帳指導の2回目は、やよいの青色申告 オンラインに売上と経費を中心に入力する作業の中で出てきた疑問を税理士さんに質問しました。

 

宝石赤経費の範囲について
宝石赤経費の科目について
宝石赤事業主借・事業主貸について

 

開業したばかりで、専用の口座は作ったものの、クレジットカードはプライベートのものを使っています。


そんな時に使えるのが「事業主借」・「事業主貸」だと教えていただきました。


会計ソフトに入力する場合には個人用かそうでないかを区別して入力できます。


これを使えば記帳のハードルがぐっと下がって「楽勝♡」って思えてきたから不思議です。


家計用と事業用でお金を分ける必要がなく、自分一人でチンマリやってる私のような個人事業主にはおすすめの方法です。



〈3回目〉

引き続き、会計ソフトに入力していく中で疑問に思った質問に答えていただきました。


が、特に問題がなく、ほぼほぼ雑談で終わってしまいました。


時間を無駄にしないためには、しっかりと質問を用意しておく必要があると感じました。


次回は確定申告の書類を作ってしまおうということになり、それまでに全ての入力を済ませ必要な帳簿をプリントアウトしておくことになりました。



〈4回目〉

いよいよ最終日です。


私の準備したものに不足があり、プリントアウトが必要になったのですが、プリンターが接続できないというトラブルが…。


仕方なく、税理士さんがPC上でチェックしてくださいました。


でもって、確定申告に必要な書類の有無を全部見てくださって、確定申告の下書きを作ってくださいました。


事業は赤字でしたが、個人の一時所得があり税金が発生することに。


それが一転、寡婦控除があるためプラマイ0に。


税理士さんがいてくださったので、なんとかなったようなものです。


そんなわけで、クラウド申告ソフトを使っているにもかかわらず、手書きでの提出となりました。



■確定申告会場へ


 税理士さんが作ってくれた申告書を清書しただけとはいえ、初めての確定申告はドキドキです。


今回は敢えて郵送等を選ばず、確定申告会場に行って書類を提出するという方法を選びました。


確定申告は、後になるほど会場が混雑すると言われていたので初日の午前中に出かけてきました。


開始時間前に行ったものの、既に多くの人が並んでいます。


相談がある方用のA会場は整理券が配布されている状況です。


私は書類提出のだけのB会場でしたが、会場の外まで列が続いていました。


こちらは特に検算してくれるわけでなく、必要書類の確認とマイナンバーのチェックを受けた後、控用の書類にハンコもらって終了です。


私が帰る頃には、会場の外まで駐車場に入るための車の列ができていました。


多少並んだものの、朝一番で出かけたのはやはり正解だったようです。




■まとめ


以上、私が記帳指導を受けて確定申告をした流れです。


ずっと心配していた確定申告でしたが、終わってみると案外あっけなかったです。


事前に税理士さんが見てくださっていたので書類不備がなかったからだと思います。


今回初めて確定申告をしましたが、まだまだ税に関しては分からないことだらけ。


今後も避けては通れない問題のため、勉強が必要そうです。


でも、私の目的は簿記にはありません。


面倒なことは、お金を払ってでもその道のプロに任せるのが良いのではないか。


そう強く感じました。

 

 
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