この本を読んでいると
「読まなくていいからさっさと行動しろ」
と言われている気がした。
不思議な感覚だ。
堀江貴文(著)『多動力』
NewsPicksBookの名物本とも言える『多動力』が文庫化したので購入。
この本は、ホリエモンこと堀江貴文さんの考え方が網羅的に書かれた本で、1冊を通して31個の考えにふれることができます。
ひとつの見出しにつき大体5ページぐらいにまとめられた短編集形式の構成なので、長い文章を読むのが苦手という方にも読みやすくなっています。
↓こんな感じ
この本の中で最も僕の心に響いたのが、完璧より完了という話です。
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「完璧主義者」は、何度もやり直し、ひとつの仕事にアリ地獄のようにハマってしまう。目指すべきは、完璧ではなく、完了だ。(p.50)
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僕はまさにこの「完璧主義者」の傾向があって、本の感想を書くときも、いつも「なんて書こうか」「どういう言い回しにしようか」といつまでも思い悩んで、結局完成しないことがあります。
そういうときって大体、100%を目指して完璧にしようと意気込んでいるのですが、
不思議なことに、時間がなかったりして「ま、なんでもいっか」という気持ちで挑むと、スラスラと文章が浮かんできて、結果的に良い感想が書けることが多かったりします。
以前からなんとなくこの感触には気付いていたのですが、堀江さんの言葉で説明されていたことで確信に変わりました。
これからも思い悩んだときには「完璧より完了!」と自分に言い聞かせたいと思っています。
また、文庫版限定の特典として、巻末に箕輪厚介さんによる解説文が記載されています。
「効率良くたくさんの仕事をこなすマルチタスキングスキル」と捉えられがちな多動力。でも、本質はそこではない。
編集者として堀江貴文という人間、そして『多動力』という本に携わる中で気付いた「多動力の本質」が書かれていました。
文庫版は500円で買えるので、四六判で一度読んだという方も、この箕輪さんの解説だけで元が取れるんじゃないかと思わされる巻末特典でした。
さてさて…
読み終わった本は、今宵も本棚へ…
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