中国辺りの昔の戦争っぽい、私は小隊の作戦たてる人で、直属の弟子のような部下が二人、一人は冷静沈着頭キレッキレ、もう一人はちょいとやんちゃで、感情的な面があるけど、頭はそれなり。私の心情的には感情的な方を可愛と思ってるけど、二人平等に扱っているつもり。
んである日、冷静沈着なほうが私の下に来て「感情的な方が裏切った、ここに攻め入ってくる、いったん退いて、態勢を立て直してまた反撃しましょう。」と、寝耳にミミズですな。
聞くところによると、冷静沈着なほうは、感情的なほうを怪しんでいて、スパイを感情的な方の側近に送りこんでいたそうな。
なんて出来の良い部下じゃっ!
ああもうこいつに全て任せて大丈夫だなというのと、裏切り者を出した責任をとるためと、感情的なやつと2人っきりで話がしたいのとで、自分はここに残って、隊のことは全て冷静沈着に任せてここから退いてもらった。
んで、ひとり敵軍に捕らえられ、感情的なやつに会いたいと伝える。
会って話すと元々復讐心があって、探るために私らの軍に入った、私の下にこれたのはラッキーだった、冷静沈着な方が薄々感づいているだろうなとは思っていた。
復讐に直接私は関係ないので逃がしたいが、逃がすと信用が落ちるというのが、感情的なやつの言葉。
自分はそんな事は重々承知、どうせ殺されるならば出来ればお前に直接手を下して欲しい。
今後の我が軍の作戦には私は感知していないので生かして情報を得ようとしても無駄と伝え、元部下にあの世に送っていただきました。
死の直前、部下の心を読めなかった自分の未熟さを反省してました。
戦の結果はどうでもよくなっていましたが、沈着冷静な方が実力的には感情的な方よりも、私よりも上だなぁ~って思ってましたとさ。
ちゃんちゃん。