【10冊目】影の現象学/河合隼雄(著) | こじらせ理系女の読書感想文

こじらせ理系女の読書感想文

現在は埼玉のど田舎で車の部品の設計

やっと10冊目だよ!!!ちょっと駆け足で進んでしまいましたが・・・ヾ(;ω;)

今回ご紹介するのはみんな大好き、河合隼雄先生の「影の現象学」です!!

 

人間には意識出来る性格とは対照的な無意識の性格を影として持っている。光があれば影があるそれが人生の真理なのだ!もの静かで、引っ込み思案な人でも時に驚く程、大胆でオープンな行動に出るときがある。それは抑圧された性格である影の部分が押さえきれず出て来たからなのである。

 

犯罪をおかしてしまった人に対して「普段はおとなしく良い子だったあの子が・・・そんなことするなんて・・・」みたいなことを言うご近所さんがいますが、もしかしたらかれも抑圧さされた影の犠牲者なのかもしれません・・・。

 

本書では人間の2面性に関して意識と無意識という観点から、昔話に登場する2重人格者やドッペルゲンガーを通して考察していきます。実際に河合先生はカウンセリングした人たちの観察結果からも結論を導いていますが、本書では個人情報などの問題もあるので物語ベースで考察が進みます。

 

本書は「自分とは何か」を 知る手がかりになるとおもいます!!

 

 

{84A0D766-C8B8-4BB1-8BD0-93937141A9F3}

 

 

なんだか無理やり10冊まで持って来た感ある(゚ω゚)