「自分なくし」 byみうらじゅん さん

「人にあこがれてマネをしてなりたくてやってみて、でもなれない。
　自分探しっていいますけど、そんなの探しても見つからない。
　この人にもなれないあの人にもなれないって、”なくしていった末に”、
　これにしかなれないっていうところがある。」

　先週のＲ２５で、みうらじゅんさんのインタビューで、
　おもしろいなと、思ったコメント。

　ボブ・ディランになりたくて、モテたかった彼は、
　曲を作りためて、高校3年せいまでに持ち歌が４００曲という
　「気持ち悪い状態」になっていたとか（笑）

　すごっ。


　でも、ある日突然、ボブ・ディランになれないと「電撃的に」気づいて、
　次に目指したのは、横尾忠則さん。

　で、「勝手に決めた師匠」糸井重里さんの事務所に毎日通ったそうで。
　「違うとこ行った方がいい」と言われながらってのが、また面白いですね。


　”自分探し”っていうけれど、
　たぶん、外の世界に答えを求めても、それはなくて、
　感じとしては、外気に触れることで、自分の中にあったものが”コレだっ”と
　引き出されるんだと思います。

　だから、自分の中ばっかりにこだわっても駄目で、
　外に出て行くのと、自分との対話との、このバランス感覚が必要なのだと。


　これからは、自分の好き・嫌い、気持ちいい、という感覚が
　もっともっと重視される時代になる気がします。


　情報も働き方も、生き方もいっぱい。

　だからこそ、自分ってなんだろうって、いきなり大きな命題からじゃなくても
　もっと身近で、

　「コレがすき。」
　「この人いいな。」
　「これって、きもちい」

　そんな感覚をわたしは、大切にしていきたい。
　特に女の子は、自分の感覚を信じて欲しいな。

　正しいか、正しくないかじゃなくて、
　すきかどうか。
　
　正解をこたえる時代は、もう終わったのだから。
　しあわせには、正解はないものね。


　しあわせは、なったもん勝ち☆