2019年9月、母の退院が決まり、

主治医から退院後の注意や起こり得る症状などの説明を受けたとき、

緩和ケア病院を勧められました。

 

母は、脳浮腫を抑えるためのステロイドを飲んで回復していましたが、

・ステロイドの効果は一時的なもの

・放射線も抗がん剤治療もしないので、徐々に身体が弱っていく

・てんかん発作がおきるようになったらひとりにしておけない

 

などの理由と、私は仕事を持っているし、私以外に家族がいないことから、

今後のために緩和ケア病院を決めておいたほうがいいから支援センターに話しておきます!と。

 

 

で、同院の相談支援センターの看護師さんからは、

「急に入院したいといっても、病室の空き具合や受け入れ条件もあるので急には入れない、

いざというときにお世話になれる体制を整えておいたほうがよい」ということで、

「受入審査の面談に行く際には連絡を入れておくから」と言われ、3つの病院の資料を用意してくださいました。

 

 

身体がどんどん弱っていく、いろいろな症状が出てくる、と言われても、

母がいったいどんな風になっていくのか想像ができず、

ほんとに自宅ではダメなの?という思いが強くて、

なかなか面談に行く気持ちになれませんでした。

 

いろいろ考えているうちに、10月も終わりに近づいてしまったので、

紹介してもらった3つの病院の中から1つ選び、11月上旬に面談へ行きました。

 

 

我が家からは車で20分程。

外観は古びたイメージがあったけど、緩和ケア病棟のフロアはキレイでした。

医師と看護師のおふたりと面談。

 

 

母の病状については、入院先の主治医からもらったデータを渡し、

主に看護師さんからの質問に答えていく。

 

24時間面会OK、私も泊まれる、外泊もできる、など基本的なことを話された後に、

予後はいつと言われていますか?」と。

直球の質問にドキッとしたけど、「年内です」と。

 

予後半年以内の人を優先しているとのことで、母はこの面談の時点で、予後2ヶ月程でした。

 

 

費用面の話の際、「室料はいくらまでなら大丈夫ですか?」と。

個室のレベルによって「差」はあるし、急な入院になった際にどの病床が空いてるかわからないから、

無料個室もあるけれど空きがずっとないので、事前に確認しておくのだそうだ。

 

 

私は 「1日1万円くらいまでなら・・・」と答えつつ、「いざとなれば、それより高くなってもいいです」と。

その場はそう答えるしかない。

頂いた資料には、1万円の上は「特別室」しかなく、2万円か3万円の部屋で、高めのホテル並み滝汗

 

1時間弱の面談で、病棟内を軽く見学させてもらって終了。

面談費、3,000円でした滝汗

 

 

1週間後、この緩和ケア病院から電話がありました。

 

「受入審査は通ったので、○○XXさん(←母)を登録しておきます。

 入院のときは、訪問診療されてる担当医(往診医)から電話をいただけるように話しておいてください」と。

 

とりあえず「万が一の場所確保」ができた、ということになりました。

 

ケアマネさんに話したら、「良かったですね」と言われ、

「はい」と言いながらも、

 

良かったのか???

そうか、、、やっぱり良かったのか。。

 

なんだか腑に落ちなかったけど、

周りからすれば大事なことなんだろなあ、と。。。

 

 

でも、母には緩和ケア病院のこと、面談のことは一切話してなく、(言うつもりもなく)、

絶対に入れたくない、介護休職でもなんでもとって、母をずっと自宅で過ごさせたいという気持ちが増すばかり。

 

 

退院前に、主治医からは「年越しは難しい」と言われ、

母には告げていなかったけど、

10月、11月になっても日に日に回復していく母を見ていると、

この先、どんなふうに弱っていくのか、この時はまったく想像できませんでした。

 

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。