チロが旅立って、心のなかで生き続けていると感じるようになったこのごろ。
母猫のクレはラッキーにも白血病陰性で再びワクチンをうつことができました。
チロ同様のんたとの相性は良くて、少しづつ彼女が家で過ごす時間を増やしています。
そんななか、「連歌のように作ればいい」とダンナに励まされながら、一言、一言前へ進めてきた曲が
ようやくできあがりました。
音楽が、世の中が、『あなた自身の色をみつければいい』とか
『置かれた場所で咲きなさい』とか
『生きているだけで価値があるんだ』とか
さも良かれと投げかけてくるけれど、私にはどれも強制に聞こえていました。
色や場所や価値を、求めてくるな、と。
[ブリキのハーモニックス]
七色十色
ブリキ達のharmonics
蕾もつけない
花に水を差した午後
窓の外は電線の空
あの頃も今も
ギターケースに青い鳥がいないだけ
1万回咲こうとした歌
Flowering
いつかきっと
アスファルト砕きながら
なぜ私達 咲き誇らなきゃいけないの
風が運んだ
ブラス達のファンファーレ
霽れ(ハレ)の眩しさに
ぎこちなく背を伸ばした
自分のあるべき姿なんて
自分で決めるわ
特別な砂糖菓子 ”オンリーワン”探すより
100万回打ちつづけるビート
Breathing
それだけで
生きるのにいっぱいいっぱいで
なぜ私達 輝こうとしなきゃいけないの
海に落ちたムーン
浮き輪もない
カリプソは願うだけ
永遠を刻むように
どんな励ましも 感動も 夢もいらない
なぜブリキらしく
そこにいるだけじゃいけないの