とうとう手術の日を迎える
2022年8月16日(当時、娘1歳4ヶ月)先天性胆道拡張症と診断されました。
以下、手術前日、当日の事になります。
2022年10月3日→手術前日
午前中に小児外科病棟へ入院。
ルート取ったり、採血したり、翌日の手術に向けてエコーしたり、お風呂に入ったり。
その後も翌日の娘の手術に関わってくださる方がどんどん来る来る来る💦
説明を聞けば聞くほど眩暈がしそう。分かっていたはずだけど、やっぱり大変な手術なんだな‥。
でもここまで来たら、もう信じてお任せするしかない!
その日の夜は全く眠れませんでした。
娘はくーくーくー
可愛い可愛い寝顔を見て、涙が止まらない‥。
明日は頑張ろうね。
2022年10月4日
食事は10月4日の0時まで。その時間は寝ているので前日の夕飯が最後のお食事。
飲み物は朝7時まで。
くーすか眠る娘を起こし、お茶を飲ませる。
7時半過ぎから看護師さんの出入りが何度もある。
検温、血圧、酸素濃度→
8時半、オムツを変えて手術着へ。
初めて着る不思議なお洋服にお嬢様ご機嫌♪
8時半ちょっと過ぎ、夫到着。
普段は面会制限で病棟に付き添い1人以外入れないのですが、手術なので病室に入れてもらうことが出来ました。
「ぱぁぱぁ〜」
突如現れた大好きなパパに、歓喜の声✨✨
頑張れ頑張れ、大丈夫大丈夫、パパが付いてるママが付いてる、○○くん(弟)が付いてる!
8時50分、看護師さん、チャイルドケアセラピストさん?(あれ、ちょっとなんか職名違うかもしれません💦そんな感じの方)、実習で付いてくれてる看護実習生さんと、パパ抱っこの中手術室へ。
娘は異様な空気を察知して、こわーーい顔
大きな大学病院なので、いくつもの手術室があってスタッフもたくさん。
麻酔科の先生や、手術室担当の看護師さんが代わる代わる来てくださる。
「がんばろうねー♩大丈夫だよー!ねんねしてたら終わるからね。」
いつもと違う異様な空間に娘も圧倒され、コアラが木にくっつく様にパパにピタッとくっついてる。
怖いよね、不安だよね‥
チャイルドケアセラピストさんが、いないいないばぁのDVDを見せてくれているので、少し気持ちが緩む娘。ピカピカブーのところで笑い声も。
その隙に私はガウンと帽子と靴カバーを付ける。
小さい子の手術なので、麻酔で眠るその瞬間まで親が付き添うことが出来るのだそう。
娘を抱えて看護師さんと手術室へ。
やっぱり異様な雰囲気。
中は暖かく、というか暑いくらい。ガウン着ているからかな‥。緊張しているからかな。
娘を抱っこしながらキョロキョロ見渡すと、、
ありました!!
噂のダヴィンチ様
ロボットと腹腔鏡を適材適所で、って説明あったもんなぁ。。
吻合するのはロボットが得意って言ってたもんなぁ。
でもまさかテレビの世界でしか見たことなかったダヴィンチに我が娘がお世話になるとは‥。
9時15分頃、麻酔の準備が整い、泣き叫ぶ娘を抑えながら手術台に寝かせる。
麻酔科の先生から口元にかけるマスクを必死に取ろうとする娘。
片方の手は私の手をギュッと握ってる。
段々と麻酔が効いてきて、泣きながら手の力が抜けて行き、涙顔で眠っていく娘。
私、涙が止まらない、どういう感情なのかな、これ。
先天性胆道拡張症、よく原因は分かっていないけれど、お腹の中でさまざまなたくさんの臓器が作られる大切な時期に、異形成が起きてしまった。
母体に責任は無い、って先生は仰っていたけど、、うん、頭では分かってる。
でも自責の念、これは消えない‥。
元気に産んであげられず、こんなわずか1歳半で7時間もの手術を受けさせなければいけないなんて‥。
とにかくどうにもならない思いだった。
主人の元に戻って、落ち着くまでに大分時間がかかる。
9時15分に麻酔がかかり、スタートまでに2時間はかかるって、前日先生がおっしゃっていた。
スタッフの準備、道具の準備にロボットは特にかかるのだそう。
11時にスタートして、手術室を出るのは7時間後位との説明。
とんでもない手術が始まった。
あとは祈るだけ。
大丈夫だよ、待ってるからね。
早く元気になってお家に帰ろう。