今日は誕生日です。

35歳になりました。お祝いのメッセージありがとうございます。幸せな男でございます。

今日は舞台「TOKYO HEAD」の稽古でした。ずっと笑いながらの稽古。穏やかな空気のままずっと稽古が進んでいました。


ある休憩中。


急に尾上くんが土佐さんに絡み始めました。


「今のはさすがにやばいっすね。100円入れましょうよ」

なにがあったのかはよくわからないが、なにかしでかしてしまったららしい土佐さん。「100円入れましょうよ」とは稽古場にゲームセンターに置かれているバーチャファイターが設置されていてそれに入れましょうということみたいだ。でもそのバーチャファイターは稽古場用に無料でエンドレスに出来る設定になっている。それに入れましょうときたものだ。

「なんで入れんとダメなんすか」と土佐さん。そりゃそうだ。

それで終わると思いきや「いや今のは100円入れるべきですよ」と意味不明かつしつこい尾上くん。

最初は大人の対応の土佐さんも段々イライラフェイスに。

「入れてもおもろないやん」と口が悪くなってきた土佐さん。

「いやおもしろいとかじゃないです。入れるべきですよ」と目がバッキバキの尾上くん。


明らかに稽古場の空気が悪くなってきている。


僕はというとただ笑っている。少しでも空気良くなれと願いを込めて。


「別に入れるけど自分おもろしーや」とあんなに大人な対応をみせていたのに大人気ない土佐さん。

「なんでおれがおもしろくしなきゃダメなんすか。自分でやってくださいよ」と恐ろしいムチャぶりを恐ろしい目で言う尾上くん。さっきから瞬きしていないような気がする。


もう嫌だ。これはケンカだ。


さっきまでみんなあんなに仲が良かったのに。


で僕はというと、ただただ笑っている。なにもおもしろくないけど、ただただ笑っていた。


「わかった入れたらええんやな。入れるで」とお金を入れてしまう土佐さん。

チャリン。


何も起こらないバーチャファイター。


笑いは起こらない。



当然だ。起こるはずがない。



「ほらなんとかしーや」と尾上くんを挑発する土佐さん。


「しらねーすよ」と軽くいなす尾上くん。


ただただ笑っている僕。


「なんなん自分」とそろそろ掴みあいが始まりそうな空気に。



本当に嫌だ。誰か止めてくれよ。



そこに「ハッピーバースデー?」と並の歌唱力でケーキを持って入ってくる酒井さん。



イメージ 1





笑顔に戻る大人気なかった土佐さんと目バッキバキだった尾上くん。

イメージ 2




サプライズと気付く僕。


楽しい空間に戻る楽屋。


感謝の気持ちでいっぱいの僕。


地味に100円を失った土佐さん。



とても素敵な誕生日でした。ありがとうごじいました。


とブログに書いている僕は・・・。



ただただ笑っている。


イメージ 3