読んだ本が溜まってるので5作一気にご紹介します。

まずは乙一さんの作品『失われる物語』。

こちらは、短編が7作品入っているんですが、あらゆるジャンルの小説が入っていますね。そんなアホな、とちょっと笑える「僕の賢いパンツ君」。まじか!?っと思える「マリアの指」。びっくり&うれしい&はずかしい&サスペンス&これって恋?の6ドキドキを兼ね揃えた欲張り小説「しあわせは子猫のかたち」等々。ちなみに僕のお薦めは「しあわせは子猫のかたち」と「失われる物語」ですかね。「失われる物語」は切なすぎて号泣間違いないですよ。夫への妻の愛がたまりません。酷だよ!酷すぎるよ!と鼻水まみれで言うことになるでしょう。

浅田次郎さんの作品『月のしずく』。

こちらも短編集。これはね、本当に切ない話ばっかりですね。儚いっていうのかな。すごい純真が詰まってるさくひんですね。その中でも「ピエタ」にはまりましたね~。完全にやられました。李さんは友子のことをすごい愛しているんですよ。でも友子は「私そんなに李さんのこと好きじゃないから」とか強くあたるんです。そんな事言われても李さんは友子と話せてるだけですごい幸せなんですね。それほど愛しているんです。そんな二人がスペインに行くんです。友子を24年前に捨てた母親に会いに・・・。あぁ、もう泣けてきた。李さん最高!

恩田陸さんの作品『Q&A』。

これはやっぱり書き方がおもしろいよね。終始質問と答えだけで話は進んでいくんですから。あるショッピングセンターで事故が発生するんですよ。死者69名、負傷者116名、原因・・・不明。被害者や目撃者に質問をしていくが、食い違う答え。一体何が正しくて何が違うのか。誰かがウソをついているのか。そんな訳はない。一体、どうしてこの事件は起きたんだ!思わぬ展開を見せていくこの事件。世の中がちょっと怖くなりますよ。

伊坂幸太郎さんの作品『チルドレン』。

なんなんでしょうね。この人が描く主人公たちは。キャラがおもしろいんすよ。おもしろいくせのかっこいいんですよ。結局、かっこいいてのが印象に残るんですけどね。この作品の陣内というヤローは超マイペースで、自分が絶対正しいと思っていて、ムチャクチャで、ふざけたヤローなんですが、憎めないんですよね~。なんか、よく分からないんですけど筋が通ってるんですよ。適当に見えて仕方ないいですけどね。そんな、ばかばかしい中にちゃんとメッセージ性があるからまたすごい。勉強さしてもらいやす。

ラストー!

さだまさしさんの作品『解夏』。

さだ様へ。歌で泣かして小説でも泣かしますか。僕から、これ以上涙を奪わないでください。ってな手紙を書きたくなるほど、いつもさださんには泣かされます。「解夏」「秋桜」「水底の村」「サクラサク」という4つの物語が入っていますが、全部100リットルの涙。ハードル上げすぎすぎかな?いろいろ書きたいけど書き出したら止まらない気がするから今日は止めとく。また、読みたくなってきたから読んだらまた書きます。

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また、近々書きま~す。