安達千夏さんの作品『モルヒネ』。

「眠っているのだと思った。」から始まるこの物語。最初で度肝をぬかれます。

そのあとは、まぁ恋愛小説なんですが、不思議な世界観に包まれているため迷子になりそうになりました。

在宅医療の医師をしている藤原真紀。その婚約者で院長でもある長瀬浩史。この二人の前に真紀の元恋人のピアニスト・倉橋克秀が7年ぶりに現れる。

真紀は克秀には話した過去のことを長瀬には話せずにいた。

そして克秀が余命間もない末期癌であることをしった真紀は・・・。

真紀・克秀・長瀬の立場、自分だったらどうするだろうとめちゃくちゃ考えさせられました。そしてつらすぎました。


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