僕零SS・・・みたいな何か;;;
カテゴリにssあるのに、一つも作品おいてなかったと思って、一個僕零ssをUPしまふ。
僕零なのでご注意を!苦手な方はまわれ右ですよー!(ノ´▽`)ノ
一応最後の別れから8年後の設定でありんすー
バッチこーいって方はスクロールゥどうぞぉ
「君と僕と8年間」(前篇)
俺とお前は鏡面関係。
まったく同じで、まったく逆。
お前の左は俺の右。
俺の裏はお前の表。
お前の前は俺の後ろ。
俺は笑って、お前は笑わない。
俺とお前はそういう関係だ。
そして、お前は変わった・・・
ならば、俺は・・・
その日は朝から雪が降っていた。
といっても、積もる程度ではなく、前日に降った雨のせいで雪は地面に着いた瞬間に姿を消してしまっている。
この分では、後1~2時間もすれば、この雪も雨へと変わってしまうだろう。
そんな中を戯言使いは歩いていた。
日はとうに沈み、月明かりもない外は、街頭のわずかな光を頼りに、かろうじて輪郭を保っていた。
戯言使いがこんな時間に、こんな所を歩いているのには訳があったが
だが、それは到底理由には、なりえない程の「訳」だった。
予感がした
ただそれだけのこと
しかし、仕事終わりの自分を動かすには十分過ぎる訳だった。
あれから8年、この予感を感じたことは一度も無かった。
それでも、この感覚を忘れた事はなかった。
ずっとこの予感を期待していたのだ。
二度と会うことはないだろうと言っておきながら、僕は本当は二度と会わないつもりなんてなかった。
請負人という仕事についたのも、要はあいつと同じフィールドに居たかっただけなのかもしれない。
一般人をやっているよりは、確実に情報を得る確率は高くなるし、出会う可能性だって高くなる。あわよくば、偶然に再会出来ればなんてセコイ考えがあったことも確かだ。
しかし、そんな姑息な僕の期待とは裏腹に、あいつに関する情報など一つも入ってはこなかった。もちろん偶然に出会うことなどもなかった。
でも、生きている事だけは、わかっていた。
だから、探した。
向こうから情報が来るのを待つのではなく。
偶然の出会いを待つのではなく。
自分から動いた。
それでも別れた日からこの8年間、探しはじめての5年間、一度も会えた事はなかった。
まるで、磁石の同じ極が反発するように、出会わない。
まるで、逃げられているように、出会えない。
正直言って、少し折れかけていた。
本当はあいつは僕とはもう二度と会いたくなくて、関わりたくなくて、だから逃げているのだと、そう思ってしまう。
そう考えれば、こんだけ探しまわっても、影さえつかめない事に説明がつく。
このまま諦めることが、お互いにとってベストなのではないかと思ってしまう。
それでも、そう思っても探してしまっていた。
諦めるなんてできない
「はぁ…ホント戯言ならよかったのに…」
知らず、ため息が出る。
どうしてあんな人間失格にここまで惚れ込んでしまったのか、自分でもわからない。
僕の周りには女性はたくさん居たはずだ。確かに個性の強い面々ではあったが、自分に好意を寄せてくれる人もいた。
それでも僕はあいつを選んだのだ。
例え、あいつが僕を選ばないとしても。
あれから8年だ。
もういい加減決着をつけるべきなんだよ。
「…いるんだろ?零崎」
細い路地の奥に呼び掛ける。
街頭の明かりも届かないそこは、暗く、どのくらい奥まで続いてるか分からなかったが、そう奥ではない所に微かに揺れる人影があった。
「かはは。少しは様になってきてんじゃん!請負人さん?」
呼び掛けに答えた声は、間違いなく僕が8年間会いたいと望み、5年間探し続けた相手
零崎人識のものだった。
「そうかな?まだまだ苦労ばっかりだよ。人ひとり自力で見つけ出せないんだから」
「卑屈になるなよ、そりゃきっと相手が悪かっただけの話さ!お前の評判、俺の耳に入るかぎり、そう悪くなかったぜ?」
どうやら、こいつは僕が請負人になったことも、僕が自分を探していることも全部知っているようだ。
なんだか少しイラッとした。こっちには情報一つ寄こさず、自分は僕の行動を知っているだなんて、まったくもってフェアじゃない。まぁ言っても仕方がないことだが。
「それはどうも、それじゃ何で逃げたんだ?…君は僕が君を探してるって知ってたんだろ?」
本当は言いたくなかった。聞きたくなかった。
もしかしたら、終ってしまうかもしれない。
『決まってるだろ?お前なんかともう二度と関わりたくないからだ』
そう言われたらと思うと、足元の地面が無くなって奈落に落ちる思いがした。
それでも、今言わなくてはいけないと思った。今聞かなくては、きっと一生聞けないと感じた。
――――決着をつける時なんだ――――
文才をくださいOTZ
無駄に長くて入りきらないのでわけます。続きはまた・・・