🌸🇯🇵アジサイの感動秘話!日本から世界へ、そして帰ってきた美しさの物語🌍✨
梅雨の季節を鮮やかに彩るアジサイ。
雨の中でしっとりと咲く姿は、本当に絵になりますね。
でも、この美しいアジサイがどんな歴史をたどってきたか、ご存知ですか?
実は、日本がルーツで、壮大な世界旅行をしてきたロマンチックな花なんです!
🌿 日本生まれ、日本育ちのアジサイって知ってた?
驚くかもしれませんが、アジサイのほとんどの種類は、
実は日本が原産なんです!
日本の山間部や湿気の多い場所で昔から自生していて、
奈良時代に編纂された『万葉集』にも登場するほど、古くから日本人に親しまれてきました。
「あぢさゐ」という古名で呼ばれていたんですよ。
当時のアジサイは、今よく見かける手毬のような丸い形ではなく、
真ん中に小さな花が集まっていて、その周りを飾り花が囲む
「ガクアジサイ」に近い、素朴な姿だったと考えられています。
🚢 シーボルトが世界へ連れ出した「オタクサ」の物語
アジサイが世界中に広まるきっかけを作ったのは、
江戸時代後期に日本に滞在していたドイツ人のお医者さんで植物学者だった
フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトです。
彼は日本の植物に心を奪われ、たくさんの植物をヨーロッパに紹介しました。
その中でも特にアジサイを気に入り、彼が愛した日本人女性、お滝さんの名前にちなんで
「オタクサ」と名付けてヨーロッパに持ち帰ったんです。
ヨーロッパに渡ったアジサイは、そこで大フィーバー!🎨
品種改良が盛んに行われ、花がもっと大きくなったり、
色々な色のグラデーションを楽しめるようになったり、
私たちが知るような多様なアジサイが次々と誕生しました。
土の酸度によって花の色が変わる不思議な性質も、この頃に注目されたんですよ。
🌸 時を経て日本へ帰ってきた「西洋アジサイ」
そして明治時代になると、
今度はヨーロッパで進化を遂げたアジサイたちが、
**「西洋アジサイ」**として日本に逆輸入されるようになりました。
今、日本で一般的に見られる、あの丸くてボリュームのある
「ホンアジサイ」の多くは、この逆輸入組なんです。
一度海外に渡ってさらに美しくなって、また故郷の日本の土を踏むなんて…
アジサイって本当にロマンチックな花ですね!
🎨 現代のアジサイはもっと多様!
今やアジサイは、さらに色々な品種が生まれています。
- 葉っぱがカシワの形に似ているカシワバアジサイ 花言葉『慈愛・汚れなき』
- 真っ白な大きな花が特徴のアナベル 花言葉『ひたむきな愛・寛容な女性』
- 日本の山に自生する原種に近いヤマアジサイ 花言葉『乙女の愛・切実な愛』
- 北海道や東北地方生まれのエゾアジサイ 花言葉『移り気・寛容』
形も色も本当に様々!
土の酸度を調整して、青いアジサイを咲かせたり、
ピンクにしたりと、育て方も進化しています。
アジサイは、日本で生まれて、世界を旅し、
そしてまた私たちの身近な場所で愛され続けている花なんです。
雨の日にしっとりと咲くアジサイを見かけると、
その奥深い歴史に思いを馳せてみるのも素敵ですよ。😊![]()







