「もしただお客さんでいるだけでは済まないことがあったら、そこにめいめいの「自分の仕事」が潜んでいるんじゃないか、といったことを書いた。

他人には任せたくないこと。自分の中心から思わず手が出て、それに触り、掴もうとする動き。
萌えるなにかを感じることがあれば、その自然に信頼を寄せてみてはどうだろう。」

P132 どの人も、自分の持っているカードを流したり、配り直してもらうことはできなくて、そのカードの組み合わせでゲームを続けるしかない。
お金に余裕があることも、余裕のなさも、自分次第でマイナスにもプラスにもどちらにも作用する。たとえば、日本という環境が、自然環境においても経済面でも、様々な点で恵まれていることは間違いないと思うが、生存するだけで精一杯という日々を行きている難民キャンプの子供も、財閥の御曹司としてなんら不自由のない暮らしを送っている子供も、自分という現実をどう生きるかという一点において、条件は変わらない。(soup stock tokyoの遠山正道氏(元三菱商事の社員!)のページ)

山口絵里子さんの講演会が社内で開催されたため、参加した。

山口さんは、大学時代にバングラディシュに旅行したことから始まり、現地の大学院に入学し、そこで出合ったのがジュート素材。

途上国から世界に通用するカバンのブランドを作ると意気込んだ彼女は、24歳で現地で起業した。

私はそんな彼女のぶれない行動力に衝撃を受けた。

大学では発展途上国について勉強、在学中にワシントンの国際協力機構でインターンをする。

「とにかく現場を観てみたい!」と急遽二週間のバングラディシュ旅行を決行。
その間に現地の大学入学を決めてしまう。しかもその理由も明確。「教育ビザをゲットするため。」

現地暮らしを始めてからは、生活の不便さや迷いもあり、当時は「自分にやれることはない、帰ろう」と日本での就職を決め帰国した。

しかし、最終的に彼女はまたバングラディシュの地に足を踏み入れる。
社員は全て現地の人を雇用、カバンの工場を設立。今では年商一億円を突破している。

とにかく強い意志と行動力。

周りの人に何と言われても、自分がそう思ったことは必ずやり遂げるその一貫性。
すごいな、ほんと。
異国で寂しいとかないのかな…。
きっと彼女は現地の社員に信頼され、充実した毎日をポジティブに送られているのだろう。
いや、ポジティブなどという低次元な個人の意志レベルではなく、自分の使命と仕事への意義を日々感じて、邁進されているのだろう。

以下は、講演中に私自身のココロに響いた山口さんのお言葉。
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スケッチブックに沢山の夢を書いた。

出来ることは無限にある。
やってみなきゃ、満足するかわからない。

まずやってみる。
自分の主観で動く。

「何ができるか」という視点で新しいモノを探す。

こんなビジネスを作り上げて行ける人員を何人増やせるか。
そのための仕組みづくりができるか。

工員に自主性を持たせて、働いてもらう方が、よい改善点が生まれ工夫を重ね、結果的に良い商品ができる。
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講演会でのリスナーの質問にも、迅速に論理的に、分かりやすい言葉で説明されていた山口さん。
新しいことに挑戦する創造性も素晴らしいが、判断力、思考力の高さを感じた。
それらの能力は、一人で異国でビジネスを始めた彼女がその困難な過程の中で身につけたものかもしれない。

私事だが、自国で何年も会社勤めをしていたら、マンネリ化で創造性や柔軟性を持つことが否応なしに困難になっているように感じる。
新しいものや考え方やには、抵抗力を感じ、多様なものを受け入れる姿勢がなくなってきたり、新しい人々と出会うのも億劫になっている。
自分が慣れ親しむ空間や人間関係のみに執着し、面白みのない人間になっている気が最近とてもするのだ。
「ビッグな人間になる」と意気込んでいた高校・大学時代は遠い過去のようだ。
このままじゃあかんのは一目瞭然!
山口さん、ありがとうございました。

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