なぜ抹茶を飲むようになったのか、萩焼推しなのかについて。

 

 

 

占い店が閉店となってから、自宅に仕事のためのスペースが必要になり、模様替えをしてみると、200冊ばかりの本の置き場所がなくなりました。

 

思い切ってそのすべてを売り払って、そのお金で茶碗を買ったのでした。

 

知的喜びの種と引き換えに、感覚的な楽しみを購ったわけでした。

 

 

白洲正子は、骨董については買うことしかできることがない、というようなことを書いていましたが、私は私の茶碗が骨董というほどの価値あるものではないにせよ、買うだけでいいわけはないと思っています。

 

せっかく手に入れても、使わなくては意味をなさない。

 

 

本は持っているだけではダメで、読んで理解しないことには自分のものにはなりません。

 

茶碗も使い込んで使えるようにならなくては自分のものとはいえない。

 

また、本は一度買えば置いておく場所さえあれば手間も維持費もかからない、それは茶碗も同じです。

 

駆使するのが知性か感性かの違いだけで、そう変わらない気もしてきます。

 

 

しかし、本は未知の領域へ私を連れ出します。

未知の世界の未知の人の思いに、誘い出され、駆り立てられる。

茶碗はただそこにあるのみ、私は今ここにある茶碗に触れて、ここにいる己を実感するのです。

 

 

若い頃、本はたしかに私の希望と慰めでした。

今の私は茶碗に触れ、また茶碗に触れられて己の存在を感じ、それに満足しています。

 

 

 

 

――はずだったのですけども。

 

また本の世界に引き戻されそうになっています。

 

近ごろ読み始めた本は、今の私にとって希望なのか慰めなのかとなるとよくわからない気分はするものの、未知の領域に連れ出そうとしているのは確か。


いかんなあ、という感じがあります。

 

今から新しいことを学び取ろうとするのかと。

 

それはあまりに未知で、壮大で、不安さえもよおすもの。

 

でも、知的好奇心が枯れるまで、読み込もうという気もあり。

 

 

とりあえず抹茶飲んで続きを読みます。

 

 

 

 

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次回作はもう少しかかりそうです。

 

 

 

 

 

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