バンダイビジュアル

ゆれる

【DVD】




比喩ではなくて本当に息苦しくなった。




地方の閉塞感が伝わってきて、それが私の息を詰まらせた。






でも、それだけではなくて、作り手側から伝わってくる


「都会に抜け出せた者への憧れの強要」が作品を支配してるのが感じられたから。



兄に言い寄られた女の子が田舎がどうこう言った時にまず「えーっ?それ以前に普通に気持ち悪いやん!」と思って、父親が自分の兄に対して罵倒した時も内容が何か不自然というか唐突な気がして。

ナナメに見すぎかな?




ただ、監督が地方出身と聞いてなんかいろんな事、納得しちゃって。




あと、今思うと私の周りでこの映画褒めてた子達って、地方より都会の方が好き~派ばっかりだったな、と。


彼女達の目には地元ってあんな風に映ってるのかな?




なんだか怨念がこもってるようで、私はちょっと苦手な映画でした。

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
フライトプラン

【DVD・WOWOW】 ネタバレあり


どんなにつまらない映画も、一つのシーンが全てを許してしまうことがあるけれど、この映画はその逆。


その全てをダメにしてしまったシーン

シーンというか、私の謎


"どうして…どうして主人公は




アラブ人に謝らないのか!? ”



うわーーー。

思い出すだけでむかつく~~~。

謝ったの謝らないので、こんな太字にするほど何が腹立つのか?

我ながらちぃせーー、とは思う。

思うけど、止まらーん!


謝らなかったのはアラブ人が彼女の暴走を止める時に乱暴だったから?

それでオアイコにならない程彼女はひどい事してたと思いますけど。


最初にこの映画を観たときラストで おくちポカーン。


一応私が謝ってるシーンを見逃してただけかも、と思って

この前WOWOWでやってるのをもう一度観てみたけど、見つけられず。

あのパニック振りを、ちょっと見ていられなかったから。



もしかして、どこかで謝ってたりして。

そうだとしたら、ちょーーーーっとだけ、ごめんね、ジョディ。

でも、やっぱり最後に謝って欲しかったよ。




ポニーキャニオン
イノセント・ボイス~12歳の戦場~

【DVD】



1980年代のエルサルバドル

内戦の中、11歳のチャバは12歳になる事を恐れている

12歳になったら政府軍が徴兵に来るから・・・



最初少年兵の映画かと思っていたら

チャバの12歳になるまでの日常を中心に描いた作品でした。


まず、無知な私は「政府軍が」徴兵、というところに驚きました。

題名やコピーで少年兵の映画なのかな?と分かってはいたけど

12歳の少年を兵士として使うなんてゲリラ側だと思い込んでいたから。

テレビや本でアフリカや南米のゲリラたちに連れ去られ

少年兵になってる子供たちの事は知っていたけど

政府!

しかもその政府軍を支援しているアメリカは黙認。


でも、"ほーら、アメリカのいう人権なんてそんなもんじゃん”

なんて当たり前の事をメッセージにしてる映画じゃなくて。

(たぶん)


結論から先に書くと私はこの映画、キャッツと並んで06年No.1の映画でした。


胸が苦しくなるシーンも多かったけど…。


出てくる登場人物たちの多くが本当に魅力的で

かなり過酷な日常の中でも笑いや希望を忘れない人たちを見ていると監督、もしくは原作者は基本的に人間を信じてる人なんだろうと思う。


チャバも本当にけなげで可愛くて。

少し猫背で歩く彼の後姿にぐっときました。

紙の蛍を飛ばすシーンも美しくて必見です。


今私の部屋にはセルDVDについていた紙製のカバーを切り取ったものが飾られてます。

笑っているチャバ達の姿。

すごく可愛いんですよ。