ヅカ雪るろ剣徒然 | とりあえずタカラヅカを絡める

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るろ剣BDを見ながら公演を振り返る。

幕末血風録の場面はやっぱり大迫力だし凄い。そして盆周りしながらの幕末各勢力・登場人物の歌い継ぎで情勢を一気に説明する手腕がイイ。
中でもいいなと思ったのは桂・山県・井上が「薩摩、長州、土佐、肥前」と歌うところ。
背景の映像にも出てくるしね。
ここで正式名称を出してるから、その後新撰組の三人が「薩長土肥」と略して歌っててもなんのことかよくわかる。
薩長土肥は有名だから常識として分かって当然だろうと客に投げるのではなく、ちゃんと説明を漏らさないところが丁寧だなって思う。
ここの場面以外でも歌で効果的に時代をテキパキ説明してて。
藤田五郎の悪即斬ソングもただの雰囲気ソングではなく、ちゃんといろいろ説明してんのよね。

すでにいろんな人がすでに指摘してることだけど、ジェラール山下の脳内妄想がすごい。
プチガルニエの一室で剣心に仲間になろうと誘いをかけるところ、巴のこと言われて剣心が「以来、女に惚れたことは無い。」と言うと「俺『も』朱音太夫に裏切られてから女に惚れたことは無い。」…って一緒にすんな~
剣心と巴は相思相愛だったけど、アンタは勝手な横恋慕してただけじゃん。朱音が最初っから惣三郎なんか眼中になかったのは明白。
例え(手段はアレでも)身受けしたいって言ってくれてる相手より、(あの時点では)絶対身受けしないとわかりきってる桂さんのがいいんだもんね。

どこかのブログの感想で「惣三郎は『風の次郎吉』の勇人(かれーちゃん)みたいなのに惣三郎だけいろいろ馬鹿にされててっていうの見かけたけど、勇人の場合、加代(じゅっちゃん)がマジで勇人の想いに気づいてないのか、気付きつつ見ないフリしてたのか知らないけど、取りあえず最後の最後を除いて「相手があからさまに嫌がってるのにつきまとうストーカー」感がなかったのが幸いだよね。