学校へ行かなくなった息子のことで心療内科へ行きました。心療内科をすすめられたのは学校のスクールカウンセラーからでした。そして私もどこかに助けてくれる先生はいないかと思ったのです。息子には、今の苦しい状況から前に進める何かを手伝ってもらえるかもしれないからと話し、本人も一緒に来てくれました。
①ジーパン先生
いじめ?いじめか?!
それなら学校相手に戦えますよ!
本人には、テストは受けなよ。白紙だっていいじゃない、名前だけでも書きに行けば?!
今診断書を書くとしたら適応障害ですね。
息子は帰りの車で
「あの先生ダメだ、嫌い」と言いました。
半年後
②ズバッと先生
燃え尽き症候群ですね!
少し鬱もあるようです。
学校は辞めちゃダメですよ。
薬出します。様子見ましょう。
飲むと心臓がドキドキすると言いました。
朝と夜、違う薬。2,3日して一度に両方飲み始め、やけになっているのが分かったのですが止められませんでした。そして模試の日がやってきて、その日の朝も薬を2種類飲み、
「もーどうしたらいいのさ…」
と泣きながらうずくまりました。
行かなきゃだめだと言うプレッシャーからの服用でした。
私は、薬を飲むのを止めようと言いました。
③女の先生
看護師さんにこれまでの経緯を伝えると、その先生に相談しましたか?薬を勝手に止めてはダメですよ、と言われました。
息子は私が看護師さんと話している間に外へ出てしまい、道端で座りこんでいました。貧血状態だったのでその日は帰りました。
診てもらった先生はとても優しい先生で、
心理テストを受けてみることになりました。
テストは予約が一杯で、受けたのは一ヶ月後でした。
①の病院で血圧を計るととても低い数値が出ました。血圧の低さに驚き、ここでやっと私は本当に体調が良くない?!となり、思春期外来に行くことにしました。
まだお若い先生で、息子を見るなり
「いや〜、疲れてるね、しばらく休みなよ、休んだ方がいいよ。」と。
問診でしたが起立性調節障害と診断されました。
先生との会話で、頭痛はしばらく前からあったらしく、私は息子が体調が良くなかったことに気づいていませんでした。
白状すると、心療内科へ行ったのは、定期テスト直前で、きっとテストは受けられない。テストを受けなかった場合、診断書があれば一つ前に受けたテストの8割の点がもらえると知っていたからでした。
その若い先生は、私のぶっちゃけ話も聞いてくださり二つ返事で診断書を書いてくだしいました。診断書には、起立性調節障害で、一ヶ月ほどの休養が必要、と書いてくださいました。
この診断書で大義名分ができ、少し学校を休んでも大丈夫だと思ったのは、私でした。少し休めばまた学校へ行けるようになるだろうと、その頃はまだそんな安易な考えでした。現実はそうではなかったのですが。
息子も、しんどさを分かってもらえる先生に出会えて、状況も受け入れてもらえ、私にもしんどかったことが伝わったことで落ち着いたのか、それまでは起立の症状は見られてなかったのに、次の日から午前中はずっと眠り続けました。
心療内科に行った本当の理由。
これが原因で、こうしたら治ります!
そんな答えが欲しがったのです。
息子に治って欲しかったから。
治ると言う表現も本当は違うと、今なら分かります。
そんなものはある訳もなく。
原因も答えも、思うほど簡単明瞭ではありません。
なんとかしなくちゃ、どうにかしなくちゃ、と言う思いでがんじがらめになっていました。
それこそが息子をがんじがらめにしていたのです。
息子に必要だったのは、このがんじがらめから開放され、自分で決る、自分の意思で歩を進めること。
私がそう思えるまでに、それからもう少し時間が必要でした。
でもその時間もこの経験も、私には必要なことだったのだと、今は心の底から思えます。
助けて欲しかったのは、私だったのです。