この舞台作品、観る方もかなり消耗するので、届いてからもなかなか観る気にならなかったんだけど、そろそろ観ようかなと。
カルマに操られ、猟奇的に殺人を繰り返すフジコ役のガキさんと、その心理描写をナレーションするなっちゃんの息がぴったりあっていて、呼吸を忘れるほど、物語に引き込まれていく。
殺人場面が繰り返され、暗澹たる思いのまま、照明が点き、役者さんが並んで礼をする…こんな救いのない終わり方?と思っていたところで、なっちゃんが再登場して、エピローグが始まる、、、長セリフ、実際の平嶋夏海のエピソードを交えつつ、この舞台の殺人を陰で操っていた人物はーー
と、そこで突然暗転し、平嶋夏海が犯人に襲われるーー
ここで終劇となる。
構成もさることながら、再演版とはいえ、平嶋夏海のキャスティングありき、のようなこの舞台。
平嶋夏海ファンとしては、なかなか冷静に感想を言えないんだけど、なっちゃんにとっても、ファンにとっても、絶対忘れられない作品になったのは、間違いない。
推し補正なのかもしれないけど、なっちゃんの演技、素晴らしかったよね。
また、実際の舞台で観てみたい!