昨日、母と姉が会いに来てくれました。
姉から
話があるから、私の主人も一緒に…
と言われていました。
改まってなんの話だろうね?
と主人と話していたのですが…
昼前に我が家へついた母と姉は
坊っちゃんに入学祝いを
プレゼントしてくれて
は大喜び
母からは安定期おめでとう
とお祝いを頂きました。
姉はなんどもなんども
私のお腹を愛おしそうに撫でていました。
姉は結婚していますが不妊なのです。
ん?話ってこの
入学祝いと安定期祝いのこと
だったのかな?とのんきな私。
昼前ということで
未だつわりがスッキリしていない私は
気持ち悪くなり…
近くのファミレスで
ランチをしようかと移動しました。
母と姉と坊っちゃんと主人と私。
たらふく食べて大満足
赤ちゃんもポコポコ元気いっぱい
また愛おしそうにお腹を撫でる姉。
お腹が満たされ落ち着きました
姉がすきを見て口をひらきました。
「話があるんだけど…」
「○○さん(主人)にも聞いてほしい」
ピンと張り詰めた空気に
私と主人は姉の話に耳を傾けました。
姉
「私…子宮頚がんになった。実は先週、検査入院をしていたんだ。(私が通う総合病院で)がん確定だって、明後日月曜日から入院して抗がん剤をする。それで効き目がなかったら…手術する。子宮全摘する。」
私は言葉も出ませんでした。
私も子宮頚がんの手前の、高度異形成になり6年前に手術をしています。
姉はそれよりも深刻な状態…。
たった3ヶ月前に父はがんで亡くなった。
それから
私の祖母(90歳)も救急車で運ばれることがあった。(大事には至らなかった)
母も子宮がん検診にひっかかり、私と同じ総合へ転院し経過観察中。
続く負の連鎖。
姉までもが病におかされているとは…
しかも子宮全摘かも…
赤ちゃんがお腹にやってくる日を
長年願っていた姉に
こんな試練をあたえるなんて
本当に神様は意地悪だと思いました。
突然のカミングアウトで動揺しているし
父の死からそんなに月日もたってないし
知識もないし
うまい言葉がかけれず
主人のよこで
ただただうつむきながら
話をきく私。
混乱して言葉には出せないけど
私の顔には出ていたようで…
私の顔色をうかがいながら
気丈にふるまう姉。
「のんちゃんが不安定になるといけないから…お父さんのこともあって、赤ちゃんのこともあって、それから私の話を聞いたら、のんちゃんが混乱するだろうから…母は本当はつわりでしんどいのんちゃんのフォローや坊っちゃんの子守に行く予定だったけど、私がこんなことになっちゃったから…しばらく母はおかりします、すみません。○○さん(主人)にはのんちゃんのフォローをお願いしたくて一緒に話を聞いてもらいました。のんちゃんを宜しくお願いします。」
と主人に伝えた姉。
「人にはそれぞれ役割があるんだよ、のんちゃんは元気な赤ちゃんをうんで私は病気とたたかう。絶対治すから(^^)」
と姉は言い、なんどもなんども私のお腹を愛おしそうに撫でてくれました。
どうか姉の治療がうまくいきますように。
父が願った二人目の孫、姉が願った元気な赤ちゃんが産めますように。
明日から妊娠6か月。
明日から入院、抗がん剤。
それぞれの役割に向かって。
おわり